ほんとうに地獄の大釜が開いてしまった。
それも中途半端な開き方ではなくて、大々的です。
前に書いた頃は、
http://d.hatena.ne.jp/gameover1001/20080811/1218804934
それでも、もうちっと余裕があるかと思ったが、「余裕」というようなものは全然ないようで、
デリバティブからなにから市場にあるものは、今日の新聞でGlenn Schorが言っているように
“a one-way market where there are only sellers, and no buyers.”になってしまっている。
それでもアメリカ人は危機に直面して敏速に対応することには相変わらず長けていて、その対策の立て方の速さは驚異的である。
なんとか日曜日である今日のうちに一応のピリオドがあるところまでもっていきたいのでしょう。
そうすれば市場への影響が最小ですむ。
詳しいことは新聞やなんかにも続々出てくることでしょうから、わしなどが説明してもしょーがないが、この機敏さを見ていると、のんきなことをいうようですが、立ち直りもわしの予想より早そうである。
(もっともメディアはどんな感じで扱っとるのかなあ、と思ってThe Wall STREET JOUNAL___Crisis on Wall Street as Lehman Totters,Merrill Is Sold, AIG Seeks to Raise Cash、そんでもって、Financial Times___Wall Street banks fight for life と緊迫したヘッドラインを見てきて朝日新聞まで来たら、「武士の幽霊が事故を呼ぶ? 秋田のトンネル1年で19件?」(^^;)、さすがは身分の安定と高給取り記者で有名な新聞社であって余裕が違う、と言われている)
と、ゆーわけで、わしは目下、買い漏らしていた「惑星大戦争」(昨日DVDが着いたんでし)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%83%91%E6%98%9F%E5%A4%A7%E6%88%A6%E4%BA%89
における凛凛しい沖雅也の活躍を横目で見ながら、冗談でなくて洪水のようにやってきたメールや電話の相手をしおわったところです。
こーゆーときに、頭を切り替えてこうやって日本語でものを書いたりするのは、実に精神的健康によい。わし自身は、ずっと準備してきた(シャチョーが珍しく感心しておった。ガメって、マジなこともあるのね、だって)ことなので、たいして影響がないが、仕事上の友人のことを考えると、まさか誇る気持ちにはなりようがない。
この年明け、年長の仕事上の友人に9月以降のわしに関係がある種類の市場の見通しを訊かれて生意気にも
‘Lasciate ogne speranza, voi ch’intrate’ (汝らここに入るものは一切の望みを棄つべし )
と答えたのを思い出します。
日本式に言うとわしの大学の「先輩」にあたるこのひとは苦笑いしていた。
こーゆーところが若い人間の嫌らしいところであって、自分で思い出しても恥ずかしい。
他人の利益に反して自分が立てた見通しが正しいと証明されることは決して気持ちの良いものではない。
日本のひとは東京が金融の中心から外れて久しいので、ぴんと来ないと思いますが、われわれはみな歴史的な事件に立ち会っているわけです。(中心から外れている、と言っても、もうあちこちのレスポンスが出来るニュース記事に、「ざまーみろ、結局は日本が正しいんじゃ。シティもバンカメもつぶれてしまえ」とか書き込んでいる頭がシアワセなひとたちが考えるほど、日本に影響がないわけではない。先週Financial Timesに署名記事が出ていたように日本の金融は三菱UFJを中心に比較的に健全(むかしから思っていることですが、どうして、こういう日本についてのポジティブな言及は日本の新聞は載せないのだろう?)ですが、もともと縮小しつつある内需に加えて外需も縮小すれば円高(理論的には1ドル60円の可能性すらある)の可能性増大とあわせて実体経済の苦闘は目に見えている。
悪い方に傾くと、日本もてーへんなのです。
「惑星大戦争」は話が佳境にはいって当時17歳の浅野ゆう子が恋人の死に頬を押さえているところだが、じっくり観ているわけにはいかむ。このあとたしかとーちゃん役の池部良が自爆することろだけど。
どおりゃ、コーヒーでも淹れて、じっくり資料を読んでみるべ。
大好きな風間重吉さんの役者の名前、間違っちゃこまるべよ。「1ドル60円」はどうやら現実のものになるようだすな。