インフレーション

まだガキンチョのときに「インフレ」について調べてみたことがあります。

わっしはバカガイジンになる前のバカガキガイジンのときからフィールドワーク主義であった。

あちこちの店にゆく。電話をかけまくる。統計センターのおばちゃんにインタビューを申し込む。そのときガソリンが明らかに去年に較べて一割あがっているのにインフレのインデックスとしてはゼロなので、これ間違ってんじゃん、と考えたのでした。

「おばちゃん、これヘンじゃん。見落としてるのと違う?」

「あー、それはね。88オクタンのガソリンがその年から91オクタンになったから別の製品なのね。それでいいの」

がーん。インチキじゃん、そんなの。

わっしがインフレ指標のごまかしを生まれて初めて知った瞬間だす。

ドイツ人のお友達によるとドイツなどはもっとひどくてユーロになってから物価は誰がどう考えても二倍になっているのに政府の発表ではインフレ率4%だったそうですが、ほんとうかどうかは知らん。

今度日本にやってきてたじろぐのはスーパーの食品の価格です。

むちゃくちゃあがっとるやん。

わっしは昨日嫁はんにやきそばをつくってやろうと思った。

生まれてから一回もやきそばを食べたことがない、というので、不憫に思ってつくってやろうと思ったのです。軽井沢にやってくると何故か必ずやきそばをつくって食べたくなる、という別の理由もあるが。

ついでに東京の家のニンニク(パンコントマテをつくるのに必要です)が切れかけているのを思い出してニンニクを買おうと思った。一個200円。

イッコニヒャクエン?

たまげました。豚こまは小さなパックがたしか70円から90円だったのが180円とかになっておる。スーパーつるや特製やきそばは値段は同じだが。

ありー?

前は玉がみっつはいっていたような。

これ、ふたつしかはいってないやん。

バターは、ない。配給が滞っておる。

(戦時中なのか、この国は。そのうち自分のブログに書く、と言ってましたが後でシャチョーに訊いたらバターは関税が800%なので輸入も出来ないのだそーだ。800%って、あんた、それじゃ漢の塩税もビックリですがな。北朝鮮よりひどい)

カノーラ、トマト缶、なんでもかんでも値上がりしてます。

うーむ。知らなかった。

こーゆーことを書くと、またはり倒されるが、いつもいる東京じゃモニやわっしが食料品を買うわけじゃねーからな。

閑話休題。

日本の役人は、つくづくカシコイ。

まずなるべく目立たないように、そっと年金が物価にスライドしない道をひらいておいた。念のために年金に課税できる方途をつくった。

で、時期をじっと待ちます。この「待つ時期」をつくれるかどうかが思えばプロとアマチュアの分かれ目である。

プロはチャンスは必ずくる、ということを熟知しておる。

原油があがる。水が不足する。穀物があがる。冷え込んだ株式相場から投機資金が商品相場になだれこむ。

みんな、考えます。

物価が上がるのも、やむをえない。小麦は一律価格4割うわのせ

http://ifeelgroovy.blog51.fc2.com/blog-entry-61.html

バターは800%関税(おっ、シャチョーが珍しくブログを書いてます)

http://ifeelgroovy.blog51.fc2.com/blog-entry-62.html

だが、しかし、なんとなくやむをえない(^^)

なはは。

実際、これでほとんど日本が国家として破滅するのは事実上回避されたも同然です。

それは、なぜか?

借金はGDPの150%を越えるという歴史上(日本の歴史、ではなく世界の歴史上)前代未聞の借金であるし、いまこの瞬間も一分間に6000万円づつ借金は増えておる。

なにしろ国の借金がもうすぐ千兆円に迫ろうか、という豪快な財政です。

日本という国をサラリーマン家庭にたとえると、だいたいこんなふーになると思う。

給料40万円で、ショーバイに失敗した実家(地方自治体)に15万円送金しておる。

しかし家庭を維持するのにそもそも40万円必要なので、実家に送る15万円はぜーんぶ借金。その上あれやこれやで出来たローン6000万円(国債)の支払いが月々16万円あるので、毎月31万円いまでも借金しないと家計が立ちいかない。

多少計算がええかげんかも知れない(だって、いま書きながらの暗算っすから)がおおまかに言えば、そんな感じです。

このサラリーマン家計が現実に存在し得ないのは明かで、だって、そんな奴に毎月30万円ちょっとも貸すやついねーよ。

でも国家の破綻は回避されたのであります。

不思議だがほんとうだ。

ピンチでしょう?

ピンチです。

でも絶体絶命の割にはへらへらしてますね。

わたしはへらへらなんかしてはおりません。

そーですか? でもなんとなく危機感がないお顔に見えますが。

インフレ。

へっ?

きみは、必殺インフレ火遁の術を知らんのか。

インフレというのは国家においてどういう役割をもった道具かというと、国家の財政危機を全部個人におっかぶせる、という必殺ワザです。

そんな無茶な、それじゃ、わたしは食えないじゃありませんか、とあなたは言う。

そう。その通り、食えません。

昨日30万円だった給料が額面は同じでも今日は15万円だからな。

年金生活は、もっと悲惨である。

次の更改のときはいま8万円の家賃は10万円です。ほんとうは確か20%以上あげちゃいけないんだけど、まあ管理費とかなんとか、言い訳はいろいろ用意してあります。

でもひとりひとりの国民が国家を思うほど国家は国民のことなんか考えません。

国家というのは国家そのものが生き延びるためにある。

やばくなれば本性むき出しです。

国民のことなんか知ったこっちゃねーよ。

でも、まあ、田中角栄のときとかにも有ったことですから、とあなたは言う。

あのときは給料もあがったけど、今度はあがらん。

わっしが保証して進ぜる。

どこにあなたのために交渉する組合があるか。

あるのは組合の看板を掲げた事務所だけではないか。

一説によると高速道路リョーキンとかシャチョーがキレた小麦のみかじめ料とか、そーゆー税金でないことになっている税金を含めると年収500万円の日本人が国に払っている広義の税金は「50%から60%」だそーです。まあ、半分だとして可処分所得250万円。月20万円ちょっと。

それでクルマなんか買うアホはいません。だからクルマ買わないでいると、「若者は夢がない」なんて言われておる。ないのは夢ではなくて希望と現金なんすけど。

ずっと昔ブログに書いたことがありますが、これが他の国ならとっくのむかしに国民が怒濤のようにいなくなってます。

http://d.hatena.ne.jp/gamayauber/20080204/p1

でも日本のひとは、そーゆーことが嫌いなので「最後の一兵まで」国土にかじりついて頑張るに違いない。それを非難する人もいますが、カッコイイジャン。

1945年には果たせなかった本土決戦、一億総玉砕の甘い夢がいよいよ果たせるのだ。

大リーグの野球のチームにまで「ヤ軍」「ド軍」なんちゃって「軍」をつけてしまう戦争と軍隊が大好きな国民性です。

陛下の臣民たるものこれに勝る本望はない。

国家の奸計これに過ぎざる無し、ですが、

考えてみると、こーゆー「剥き出しの資本主義」というのは19世紀においては当たり前であった。共産主義の親玉であるソ連(enderさんが言うように、この「ソ連」という言葉の意味がわからないひとが増えたそうで驚きです。

わっしは、無論知っておる。

「ソ連」というのは杉浦日向子

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9D%89%E6%B5%A6%E6%97%A5%E5%90%91%E5%AD%90

というひとがつくった同好会であって「ソバ好き連」の略である。「最近の若いもん」は、そんなことも知らんのか)

がなくなってからというもの、対立候補がいなくなったので資本家は好きなことをするようになった。

ブレーキがない砂利トラです。そのへんのビンボー人は全部ひき殺してゆく。

砂利の代わりに積んでいるのは裏が緑色の紙幣だけどな。

中軽井沢のつるやはなかなか良いスーパーマーケットですが、この次来るときはもう少しお札がはいる財布が必要かも知れねっす。

(言ってても冗談のような気がしない)

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