目指せ、パンパカパン

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それはニューヨークでのことであった。わっしは視界の隅になんだかヘンなものを見た。「け」とか「こ○」とか、なんかそんなもんである。

「これはなにかなあー」と思うわっし。ちょっと、つついて見ればどうか。

で、わっしは、ちょこっとつついてみる。

するとそれは「ケッコン」というものであって、一瞬つついたが最後洪水のようにあふれてきて部屋中ケッコンになってしまい、受話器を取り上げればケッコンが聞こえてくるわ、手紙を開ければケッコンケッコンと叫びながら目の前を飛び回るは妹の頭はケッコンで充満してしまい日頃はレーセーなかーちゃんまで、二言目にはケッコンになってしまった。

最近では通りの鳥まで「ケッコン、ケッコン」と鳴いておる。

わっしは内緒で小さい声で言うが、結婚というものがここまでくそ面倒くさいものだと知っていれば、絶対に結婚しようなんて言わなかったぞ。

ドーセイとかジジツコンとかお友達でいましょうね、とかいろいろ選択肢はあったはずである。

わっしはもう二週間「カルボナーラのベーコンなし、ね。それからマヤーレのビステカ、廻りが真っ黒になるくらい焼いてね。それでもってヴィノロッソデラカーサ、メッツオリートロ。けけけけ、うまそーやん」「プレーゴ」 の世界で享楽するはずであったのに、もう発たねばならなくなった。直截の理由ですか?お嫁さんの結婚式で着る服の仮縫いが間に合わないんですと。

そーですか、と淡々と受諾して、ホテルや航空会社に電話をかけまくって予定を変更しまくるわっし。「ごく身近なひとだけを呼んで内輪で行う結婚式」というので、分別があるやん、とカンドーしたのだが、こねーだ妹が来ておったときにモニとひそひそと相談しておったテーブルの上のノートをなにげなく手にとってみたら、いっぱい名前が書いてある。100は越えておる。わっしは純朴な青年なのでそれでも、じゃ、これは「絶対に呼ばない奴のリストであるな」と納得する。あり、でも、このシ○ー○って、モニのおばさんの名前じゃね。へっ?

その瞬間わっしは妹とモニの「玉姫殿プロジェクト」を悟ってしまった。

がーん。

結婚はかくも大事業である。わっしは、あまりに役立たずなので結婚委員会から罷免されてしもうた。女の方々がすべて取り仕切ることになったのであるが、経過報告を聞いているだけで疲労困憊である。

ほんとーに、そんなことやんの?

むかしむかしヨーロッパではふたりが結婚した事実を忘れないために列席者同士が思い切りお互いの頬を殴りつけたので有名だが、現代人はもっと精緻な考えをもっている。

おもいきりめんどくさくして、金輪際離婚してもう一回こんなバカなことをやろうと思えないようにしたのであるに違いない。

あー、でも、ほんまにめんどくさい。

逃げちゃおうかな。「逆卒業」なんちて。逃げても5歩くらいでつかまるよねえ。妹は足は速いかんな。

つらいよおー。

(ところで、ここまで書いて気がついたが、なぜ花嫁のほうだけ仮縫いの話が来たのであるか?ありー? 前に妹が電話で花嫁の美しさと花婿が釣り合わないから代役を立てる、というのはどうか?と言っていたことがあったが、まさか、ほんとに….)

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