木曜日の鯨肉ステーキ定食

以前わっしのアホなお友達のデブPが日本で鯨肉を食べたいと考えていることを書いた

http://d.hatena.ne.jp/gamayauber/20080314/p1

とき、これをフィクションもしくは冗談だと思ったひとがおった。

「西洋人が鯨肉を食べるわけねーじゃん」と言う。

「白い人たちにとっては人肉を食べるようなもんでしょう。ただしノルウェーのひとは除く」

そーゆー意見です。

お互い様ではあるが日本のひとはイギリス人を全然わかっておらない。

「紳士の国」なんていう。ユーモアがあって、上品である。

なはは。きみ、イギリスに住んだことないでしょ。

西洋人一般のイギリス人に対するイメージは皮肉屋で意地が悪いトゲトゲしいものいいが多い。こすからい。自分だけが偉いと思っておる。人種差別の総本家である。

ま、実際のイギリス人はそこまでひどくはねーけどな。

あんまり外国のひとが付き合って愉快な人間の集まりであるとは、わっしもおもわん。

日本にはむかしからなぜかおとぎ話のようなイギリス人像が蔓延しているだけです。

イギリス人の良いところは、あーゆーおとぎ話とは別のところにある。と、自分で言っていれば世話はないが。

閑話休題。

捕鯨の話をちょっとしただけで「ガイジンは黙れ」と怒鳴りまくられたので、そーですか、と思って、黙って見物していたが、眺めていて、へ、へんなの、と思うことがたくさんあった。

たとえば「ぼくがヒーローなんだもん病マヌケ豪州人」「チベットは国内問題だガイジンは黙れ中国人風日本人」ともに「アングロサクソンは鯨なんか死んでもくわない」という。これだけは意見の一致をみています。 不思議に合意して、そこを出発点にケンカしています。

ところが、だね。もう、そこが誤っておる。たとえば英国人はむかしから食べ物が少なくなると鯨を食べるのを知らんのか。

日本人が鯨を食べる民族だというならイギリス人も立派に鯨肉を食べる民族です。

そんなことはたとえばイギリスの一部大学に行ったことのあるひとならたいてい知っとる。だって学寮のメニューに少なくとも60年代までは「鯨肉のステーキ」というのがあったからな。

そのこの世のものとは思えぬ不味さはいまでも語りぐさになっておる。

丁度日本のひとが鯨を食べまくっている頃、イギリス人もしょぼしょぼと鯨を食べておった。

その当時の研究者の本を読んでいると、廊下を食堂のほうに向かって歩いていって鯨の匂いがしてくると(このひとは鯨肉が嫌いだったので)走って逃げた、と書いてある。

そんでもって、自分の部屋で泣きながらパンをかじったそうです。

もともとイギリスには縁がない日本のひとはともかくとしてオーストラリア人のにーちゃんねーちゃんまで、その程度のことを知らぬとは何事であるか。

もっとも、これは日本語で書いてもしようがないわけだが。

わっしは鯨肉を食べようとはおもわんが、別に西洋の人間が本気で鯨は神の使いだ、と思っているわけではないのす。他に理由がつかないから、そう言ってるだけです。

本気で思ってたらカルト集団どすな。

いかにものを考えないのが民族的プライドであるアングロサクソンでも、そこまでパーではない。

逆に日本人がほとんど鯨の肉を食べない、と知るとイギリス人は腹を抱えて笑います。

戦後アメリカ人の(実質的には)命令で鯨食が復活するまで、鯨肉は市場にほとんどなかった。昭和初期で鯨食文化はほとんど消滅しつつあった。いまはいまで、鯨の肉を食べる人なんて、わっしは見たことがない。

そーゆーことを知ると、多少とも日本に興味があるひとは、日本人らしい、と思う。

悪い意味ではありません。相変わらず変わったひとたちやね。

さすがはむかし頭の上で足をふりまわしながら歩いていただけのことはある。

われわれも「変な歩き方省」をつくって対抗したが、あのときも日本人にしてやられたものな。

わっしは、とってもえーかげんなひとなので、いまはニュージーランド人であると言っているが、前はイギリス人であった。パスポートはどうなっているかというと両方もってる。

日本は変な国なので日本のパスポートしか持てないが、そーゆー国は、あんまりない。

不便じゃん、だって。ただ役人衆がめんどくさいと思ってるだけです。

で、ただで行けるっちゅうんでイギリス人として日本にやってきたことがあります。

イギリスの評判があんまり良いのでのけぞった。

やっぱりニュージーランドみたいな今出来の国とは違いますな、っちゅう親切なひとまでおる。いまできで、悪かったな。

世界でイギリス人がいちばん評判が良いのは日本なのではなかろうか。

しかし、慣れてきた目で観察していると、どうも誤った事実観測によって英国が愛好されているようである。

「イギリスのひとは宗教を信じるけど日本のひとは、どうも」なんていうひともいる。

イギリス人は無宗教のひとの集まりです。

えー?というひとがいそうだが、ほんとだもん。

それだけでなくてアメリカ人みたいに「神の正義」なんて口走った日には一瞬でお友達がいなくなる、わっしが請け合う。

シャーロックホームズの国だけあって論理が明晰だ、というのもありました。

でも、あのベーカー街のおっちゃんってヤク中まるだし(シャーロック・ホームズさんはコカインおよびヘロイン中毒なのでユーメイです)で、論理性ゼロ、とわっしは思うが。

家庭教師について微積を教えたときに、あまりに出来が悪いので叱責したことを根にもたれてスイスくんだりまで追っかけまわされたモリアーティ教授が哀れである。

第一、もちだす名前として、なんとなく「やっぱり半七親分の国はちげーますね、ダンナ」と言われているようでなんとなくヘンである。

ふるい。

ゼータクを言ってはいかんが。

うーむ、眠い。

どうもイギリスについて書くというのは退屈だすな。

どおりゃ、ここらでやめて、白金あたりまで散歩するか。

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