食物図鑑 その3 バルセロナ篇

わっしがバルセロナという町が好きなのにはいろいろな理由がある。

1 安い食べ物がうまい(高い食べ物もうまいが)

2 安いワインがうまい(高いワインはもっと悶絶するほどおいしいが)

3  朝から 通りのテーブルに腰掛けてカバ(スペイン産シャンパン)を飲んでいても誰も動揺しない(それどころか同じことをしているひとがたくさんいる。自堕落なわっしはとてもコーフクである)

4 人間がやたらと親切である(しかし普段は素知らぬ顔をしておる)

豹女すら存在する。

http://d.hatena.ne.jp/gamayauber/20080226/p1

「なんだか食べ物と飲み物のことばかりですね。」

そりゃそうです。わっしが愁いに満ちた顔で何事か考え込んでいるときには、昼飯に何を食べるか考えているのだというのは、わっしの友人知己親族ならばあまねく知っていることである。それ以上難しいことを考える習慣をわっしはもっておらぬ。

難しいことを考えるとお肌の健康にも悪いという。

むかしは、これに加えて、というか、このふたつの重要課題の上位に「ハクイねーちゃん」というのがあったが、血迷って若い身空でオットになってしまったので、そっち方面に関心をもつと多分三角木馬の上にまたがらされた上に水責めにあって最後は逆さ磔で頭から燃やされると思う。モニと妹とかーちゃんの三人がかりで何のためらいもなくそーするでしょう。きっと。

だからおとなしく朝からオハラショースケさんみたいにカバを飲むのです。

やけ起こしてるんだろうか。

今回のブログは画像がやたら多いので画像が多いのが嫌いな人は今回はパスにして読まないか画像を表示させないようにして読むのがよろしいっす。

自分がバルセロナでだいたい一日で食べるものを並べたらこうなった。

(ただし写真そのものは複数の日にまだがってるが)

こんなに食うのかと自分で呆れました。

「食習慣が環境にやさしくない」とか言われてそのうちグリーンピースに処刑されるのと違うか。

バルセロナのよいところは、「タパス」(小皿料理) という思想が町中に行き渡っていることです。朝(といってもたいてい午前11時だけどね)起きると、ふらふらと坂を下りて近くのベーカリーで下のごとき朝食を摂ります。

カタロニア語はスペイン語よりももっとわからんので、残念ながらこのベーカリーのおばちゃんたちと話すのはもっぱらカタコトのスペイン語である。

モニはほとんどフランス語にしか聞こえないカタロニア語である。

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それから公園がずっとつながったようにしか見えない大通りを歩いてゆるゆると下町に降りてゆく。

すると辻辻にバールがあります。

カバを頼んでおもむろにメニューを開くと、そこにはありとあらゆるタパスが並んでいて、

まるで生まれて初めて絵本を開いた若葉ちゃん(金子光晴のお孫さんです)のような気持になる。

「絵本をひらくと、海がひらける。若葉にはまだ、海がわからない。

若葉よ。来年になったら海へゆかう。海はおもちゃでいっぱいだ。

うつくしくてこはれやすい、ガラスでできたその海は

きらきらとして、搖られながら、風琴のやうにうたってゐる。」

なんちて。

みんな小さな皿に載って出てくる。

これはサーディンとトマトのサラダ

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これが小エビのガーリック炒め

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オリーブオイルで揚げたポテトチップの海胆ソースとカタランソースかけ

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チックピーとほうれん草の炒めもの

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塩漬け鱈いりオムレツ

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タコの料理は他のものよりちょっと高い。

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これを全部食べ終わる頃になるとカバのボトルも空になる。

少し体重が軽くなった気になります。

(本当は重くなっているわけだが)

で、またふらふらと歩いていく。

一度歩数計で測ってみたら二万歩ちょっと歩いておった。

あちこちでやっている大道芸にお金を投げたり、画廊をひやかしたりしてうろうろ歩いているうちに2時になるので昼ご飯を食べる。

日本と同じで「ランチ定食」があるんす。

安い。

むーちょ、安い。

下の場合だと「1番目の皿」がラザーニャ 「2番目の皿」がチキンソテー(これにオリーブオイルをぶっかけて食べます)、それに甘いものがついて、後赤ワインがグラス一杯と炭酸水がつく。

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もちろんカタロニアと言えどスペインの一部なのでパエリアもあります、

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このパエリアもそーであるが、南ヨーロッパのひとは他の店と似たものを出すのをとてもいやがる。「他人と違わないと絶対イヤ」なのでユーメイな国民性は食べ物にも発揮されて(いつものごとく観光者向けはのぞく)パエリアひとつとっても、てんでバラバラである。パエリア鍋にオコゲの日本でも見慣れたパエリアもあるが、わっしのアパートの近くの店のようにブイヤベースにお米をいれたようなのもある(これは、とってもおいしいです。自分で作るのも簡単。わっしのように料理が趣味でなくても誰にでもできます。そのうち母国語のブログにレシピを書いておくから作ってみられるとよい)

ワイルドライスのパエジャ、なんてのもあります。

きりがないので、この辺でやめておきますが、バルセロナくらい人間をよろこばせるものが揃っている町をわっしは見たことがない。

こーゆーことには敏感で貪欲なフランス人のお金持ちがすさまじい数でうろうろしているのには理由があるわけです。

バルセロナのひとは一日5食たべますが、よく見ているとその間も間食しているので、どうも、一日7食くらい食べておる。

あるバルセロナのひとに「あれで、なんで太らないんだ?」と訊いたら「美への執念」だそうです(^^;)

(ほんとうは一日歩き回ってるからだと思う)

そんなに何回も食事するんだったら、一回の食事の量は少ないのではないか、と思ったきみ、考えが甘い。

いま下にこの日のわっしの夕食を並べておきます。

夕食はだいたい午後9時半~10時くらいから食べ始めます。

全部食べ終わったときはマジで死ぬかと思った。

オニオングラタンスープ

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パンコントマテ(ニンニクとトマトを塗りつけたパン。カタロニア料理の基本です。うまい)

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豚の頬肉(これは特に量的に迫力があったのい)

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モンクフィッシュとマッスル

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なんだか忘れておるがたしかチョコレートムースかなんかのデザート

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動画はスペインでダントツの人気を誇るNina Pastori

元はフラメンコ歌手で、いまはポップスっちゅうか国民歌手だすな。


D

ピー

ここで(昨日と同じ)お知らせでがす。

また母国語ブログ

http://moa2008.wordpress.com/

を始めつつあります。

今度は、

1. 折角半年も日本にいることになったのだから日本のことを英語国民に紹介したい

2. ある縁故のひとたちの英語教材として使うのだということを考えて短くて平易な英語にした

っちゅうふうなつもりなのですが、

1. 折角半年も日本にいることになったのだから日本のことを英語国民に紹介したい

というほうは、みなさんが、「こんなものもやったら」と助けてくれたらありがたいのどす。

そんなことまでお願いするのは、あつかましい、かな?

今度はゆくゆくは英語国民のための「日本理解サイト」にしたいと思っているので(もし、有れば)コメントは英語だけでお願いいたします。

したがってご提案はこちらの日本語ブログのどの日付にでも書いてくださればありがたい。

鯛焼きとか胡桃餅とかマスク女とか「ちゃくりき」さんご提案の立ち食いうどんとかはすでに予定されてます(^^)

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1 Response to 食物図鑑 その3 バルセロナ篇

  1. junichi says:

    まあね、英語は、母国語と比べてあまりにも読むのに時間がかかることではあるが、若かりし頃に旅した欧州の小さな駅で、勇気を出して、でもあんなことやこんなことを想像して下心での行動ではなくて純粋に話しかけたかったからなのだけれども、カナダかアメリカの女の人に話しかけて、それでも日本人的に自分の英語に自信がないから、英語はイマイチ上手くないんだけども、などと言い訳をしたら、あっけなく、そうか?あなたの英語はいいと思う、などと言われて有頂天になった過去を担保にして、かめさんの英語ブログを読んでみたいんだけども、ダメかしら?
    ダメでもしょうがないけどね、今となっては、ね。

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