Daily Archives: October 26, 2008

PARIS FOR PRESIDENT!

リリースされたばかりのパリス・ヒルトンのビデオがおかしいから絶対観てみろというメールが英語国民の友だちからいっぺんに3通も来た。 (いま見てみると、三日くらい前のリリースらしいのに、なぜ今日になって来たんだろう?) 観てみると実際可笑しいので、皆さんにもお教えします。 http://www.swaghousemedia.com/main.html (トップページの3分割のビデオショーウインドウの上のデカイやつをクリックすると始まります) こーゆーのを観ると、アメリカのひとはアメリカのひとなりに「文化」らしきものを持ち始めているのだなあ、と思います。 (アフリカ系アメリカ人は初めから強烈な文化を持っているのでもともと話が違うが) わっしはデヴィッド・ゲフェン (David Geffen) http://www009.upp.so-net.ne.jp/wcr/dgeffen.html がオバマの顧問に就いた瞬間から、オバマが民主党候補になり大統領になることを確信してました。ゲフェンは、リンクの日本のひとが言うように有名な音楽プロデューサーですが、普通のアメリカ人にとっては、それ以上に「キング・メーカー」であると思う。 以前のブログ記事でも書きましたが、夫クリントンが大統領になったのはゲフェンの力だった。だから、それを誰よりも知っていたヒラリー・クリントンはゲフェンがオバマを選んだのを知ったとき、キャンペーンの方針をよりリスクが大きいほうにふり、謂わば自滅したのだと思います。それだけゲフェンの力は大きいのです。 ジミー・カーターが大統領として失敗したのはアメリカのひとにとっては、ものすごく大きなショックだった。ジミー・カーターこそは理想的なアメリカ人であって、その善良さ賢明さ、ものにこだわらない直截簡明な率直さは、正にアメリカ人の理想だったからです。 そういうカーターのイメージは、いまも損なわれてはいない、と思う。 アメリカ人たちは、「善良な人間では大統領はダメだ」と考え始めた。 一方で、ジャクソン大統領のむかしから、アメリカ人は「賢げな人間」というものをひどく嫌います。アル・ゴアが大統領選挙の運動中、すごいスピードでタッチ・タイピングをしてみせながらコンピュータを駆使してプレゼンテーションをした瞬間、彼の運命は決まってしまった。上にむきかけていた有権者の親指がみな下を向いた。 反動で必要以上にバカな「ブッシュの不出来なせがれ」を大統領に選んでしまったのは皆さんもおぼえておられるとおりである。 デュカキスが大統領に選ばれなかった選挙から、このかた、アメリカの「エスタブリッシュメント」たちには、「まともな人間が絶対に大統領に当選しない」ことに対する猛烈なフラストレーションがあります。 そのことによって引き起こされたモラルハザードは合衆国人やまして日本のひとが考える程度を遙かに越えている。 いまの合衆国人たちの「超ミーイズム」が出現した歴史的淵源は、そこにあるとわしは考えます。金融危機を起こすに至った「国のことなんて知ったことかよ」というアメリカの現在の「ベスト・アンド・ブライテスト」の非公共人的態度は、そのことのあらわれにしかすぎず、「風が吹けば桶屋が儲かる」みたいですが、結局、それがいまの「クレジット・クランチ」を引き起こした。 いまの大統領選は、グラミー・アワードの親玉みたいなものであって、アメリカ人だけが惑溺できるシリアスな娯楽です。 それが良いことなのかどうか、わっしはアメリカ人ではなく、アメリカ人に相変わらず大した興味もないので、さっぱりわかりません。 それでも、11月の本選はアカデミー賞よりも楽しみです。 動画はパリス・ヒルトンとそのスタッフが切りひらきつつある欧州的な新しいマーケットに照応する伝統的「オバカマーケット」に君臨する王様、ジム・ケリーの有名なビデオっす。 わしはアメリカ式のお笑いを退屈だと思いますが、これは好きです。

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