Daily Archives: February 22, 2009

再生する日本

今日はバルセロナの街にたくさん日本のひとがいます。 円が高くなったからだろうか。 お祭りのせいもあるかも。 (といってもドマイナーなお祭りなので日本のひとが知っていて、そのためにやってきたとは思えないが) 日本のひと、特に若い人はお行儀がよいので有名である。 わっしのかーちゃんの頃までは、かーちゃんが乗っている飛行機の前のほうまでカーテンを開けて突進してきて座ってるかーちゃんの座席の前に立って「シェー」(赤塚不二夫のマンガのキャラクタが驚いたときにとるポーズであって、一時はゴジラの息子がマネをするくらいほど流行ったのだそーである)をしてスチュワーデスに「もう一度同じことをやったら飛行機ごと引き返して空港の警察に引き渡す」とマジで怒られているのに、「ジョーク、ジョーク」と言ってへらへらしているおっちゃんとか、よく考えてみると去年でも、クライストチャーチの道路で行き会った女の子に「写真を撮ってもよいか」と訊いて、いきなり抱きついて警察につかまったひととか、そういえば4年前にはオークランドの滑走路を自転車で疾走して飛行機を全部止めて、警察でなんでそんなことをしたのかと問われて「広かったから、嬉しかった」と答えてニュースになったひととか、そーゆーひとはいっぱいいるが、問題はだんだん改善されて、全般に若い人はお行儀が良くて「ちゃんとしている」という評判をつくった。 「いちばん敬遠したい観光客」の一位に燦然と輝いた連合王国人とは、えらい違いである。 もっとも「英国人の不行儀および態度の悪さ」というのは欧州ではむかしからスペイン人やフランス人とならんで有名なので、いまさら誰も驚かなんがな。 「英国は紳士の国である」という不思議な固定観念をもっているのは、わっしの知っている限りではアジアの国々のひとだけです。 第一「紳士」という新興階級がどういうものであったか知っておれば、「紳士である」という言葉は皮肉なのではないかと思うくらいだけどな。 ともかく、日本のひとは自分たちが思っているよりも「日本人」というアイデアとして世界に受け入れられているのは、わっしが保証します。 わっしが保証しても、ほんとうでなかった場合でも一円も出ないが、そのくらいはただのゲーム・ブログなのだから我慢してもらわねば困る。 振り返って考えてみると、マンガとアニメと、たとえばマンガ文化に立脚した文学スタイルをもっている吉本ばななのような人の存在が大きかった。 そこを皮切りに、文房具のデザイン(欧州の高級文房具屋には日本のデザインがたくさんあります)、クルマ、….要するに「工芸職人」のイメージがあって、それがひろがりつつある。日本のひとの一般的なイメージというのはいまは 「なんだかへんてこなひとたちだけど、よいデザインをする才能があって、おいしいスシを食べているひとたち」ではないだろうか。 ひとむかしまえの「無茶苦茶働いて、マネばかりしていて、なんでもかんでも日本を中心に考えないと気がすまない傲慢な人間の集まり」というイメージを思い出してみると、 100点満点で10点くらいの国から90点くらいまで駆け上った感じがします。 そのくらい最近の日本人は評判が良い。 日本について、わっしが「ダメじゃん」と思うものもいくつかある。 いちばん、ひでー、と思うのはマスメディアです。 問題外、だと思う。 こうやって書いているのに、わっしは実は日本の新聞記者やテレビのひとに何人も友達がいるのが不思議ですが(しかもそのひとたちはみなこのブログを読んでいるが)、日本のマスメディアは、「ひどい」とか「最低」とかいうほかには形容のしようがない。 まず第一に「真実を伝えよう」という誠実さがまったく感じられない。 「日本人」という集団を自分のマスターマインドの対象にして、玩具にして、面白がって遊んでいるだけです。 ウソだと思ったら、アサヒでもヨミウリでもよい、マイニチでも構わないから自分と同じ年齢の新聞記者と話してごらんなさい。もちろんなかにはまともなひともいるが、十中八九は、そのあまりのエリート意識と他人をバカにしきった態度と無責任に嘔き気がするから。 それでも納得がゆかないひとは「記者クラブ」や「番記者」というようなものの実態を調べてみればよい。 どーして日本のマスメディアが日本から一歩出ると「北朝鮮の報道機関みたいなもの」としてしか見られていないかわかると思う。 前にも書いたように日本のひとは言語環境のせいで「日本」という名前の洞窟に住まわせられている。洞窟の入り口にはトーダイやキョーダイを出た「世界が理解できているひとたち」が立っていて、外界で起こっていることをいちいち洞窟の中に伝えてくれます。 「あっ、いま中川財務大臣が世界のひとに無責任だと言われています」 「あっ、あっ、日本の大臣が酔っぱらってバチカンの警報機を鳴らしたと大問題になっておる」 ウソです、そんなの。全部、ウソじゃん。 競技が終わったあとの表彰台の中央に浅田真央がニコニコして手を振っています。 両脇に、負けたけど歯をくいしばって悔しさに耐えて微笑んでいる日本人ではない女の子がふたりで手をふっておる。 日本の新聞を読むと、このふたりの国籍と名前は永遠にわかりません。 まるで映画のエキストラのような扱いである。 日本以外の世界が記者の頭のなかには存在していないからです。 こんなバカな報道の仕方をするマスメディアは世界中どこを探しても日本以外にはないと思います。 インチキばかりでグロテスクな愛国主義に染まっているので有名な中国のニュースでも、こんなバカな伝え方はしない。 むかしむかし妹とかーちゃんとわっしの3人で泊まっていた東京のホテルで、わっしらは大リーグの試合を観ることにした。 ベースボールのルールを知っているのはわっしだけなので、今日登坂の野茂がいかに偉大な投手であるかを解説しようと待ち構えて緊張するわっし。 … Continue reading

Posted in カタロニア | Leave a comment