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東京大学入試問題を解いて考えたこと

モニと妹はふたりで出かけておる。 わしは風邪をひいたのでひとりでさびしくしょぼしょぼと遊んでます。 やることが思いつかなかったのでサイトに載っていた今年のトーダイの入試問題 http://www.j3e.info/ojyuken/math/php_q.php?name=tokyo&v1=1&v2=2009&v3=1&y1=2009&n1=1&y2=2009&n2=2&y3=2009&n3=3&y4=2009&n4=4&y5=2009&n5=5&y6=2009&n6=6&y7=0000&n7=0 を解いて遊んでしまった。 しばらく鉛筆をもってふむふむ、ぬわるほどをしながら、解き終わってから何が悲しゅうて日本人の大学の入試問題をわしがいいとしこいて解かないかんねん、と考えました。 スーガクです。 150分でやれ、と書いてある。6問である。 とすると、30分問題をためつすがめつ読んで、120分で解けよな、と言っているのでしょう。問題のレベルからすると、(18歳の人間が受けるのだとすると)4問正解が基準で、数学が出来るガキには後二問分の点数を足してやるからな、という構成であるようだ。 第三問がいちばん簡単だのい。アホでも解ける。 これを解いてリラックスせよ、というのだろうか。 それなら第一問においときゃいいのに。 元トーダイセイの義理叔父に訊くと「易しい問題がどれか見抜くのも学力のうちなんだよ」なああんちゃってましたが、わしは吹き出してしまった。 そんなせこい学力の見積もり方をしてどーする。 第一、思い込みが激しい生徒がいて「試験は第一問から解かないといけないもんだ」と信じ込んでいる場合はどーするんだ。 4問正解が基準、と言いましたが、多分日本の高校生なら5問正解するであろう。 日本のひと、さんすーの実力はともかく、考えるのが早いからな。 第6問が妙に出来が悪くて、わかりにくい書き方をしているのは出題者が頭が悪かったか、まあ、5問解き終わったら、これでもゆっくり読んでヒマつぶしをしてね、ということなのでしょう。 それにしても、この問題をつくったおっさんは多分あたまがぐちゃぐちゃなひとであって、何をいいたいんだかさっぱりわからん。 図を見てやっと、あっ、そーですか、と思います。 数学より、国語、勉強し直した方がええんちゃうか、おっちゃん。 わしの知り合いのむかし日本の大学で教えていたイギリス人のばーちゃんが、「日本の大学入試問題というのは決して言われているような詰め込みではなくて、『思考力』を見る問題が多いのよ」とゆっておったが、わっしの感想は、 「こんなおもろいパズル解いて大学に入れるかどうか決めるのか、日本人って根っからゲーム好きなんだな」ということでした。 でも、この問題、こーゆーのを「思考力」というかどうかということになると微妙だのい。 わっしはこーゆーの好きだけどな。 先ず第一にこういうタイプの問題は「訓練が出来ているかどうか」言い換えると「定石をちゃんと知っているかどうか」によって大きく解けるかどうかどうかが左右されてしまう。わしは日本の高校生が使う数学の教科書をいくつか読んでみたことがあるが、あの教科書を読んでこの問題を解くのは無理です。 だって教科書に知っているべき定石が載ってねーもん。 だから日本のひとは塾に行くのだと思うが、でもそれは日本の高速道路の80キロ制限と同じで、「誰も言わないルール」が介在する点ですでに社会がやってはいけないことではなかろーか。 あと、こっちはもっと素朴な疑問だが、たとえば第一問はフェルマーの小定理とやることが同じだと思うが、それを知っている人はやる気がしないのではないだろうか。 「フェルマーの小定理証明と同じ発想により」とか書くと張り倒されるんでしょうか。 わからん。 微積分でも、どのレベルの定石まで使っていいのかどうか、とか、どうやって決めているのだろう。 全然、わからん。 こんな面白いパズルをひとりで解いて遊んでいて、それでもって「ベンキョーしてます」と自称できる日本の高校生はうらやましいのう、と思います(わしらはもっとくだらないことをいっぱいやらされた)が、「入試問題」としては全然適切でないとわしは思う。 こんな問題で学生を選んでたら見渡す限りわしみたいなのになっちゃうじゃん。 この大学の教師をしていた叔父の友達とかの話を聞いていると、日本の教育問題は要するに「高等教育に全然お金を使わない」日本という国の体質に問題があるのがわかってきます。こんなヘンタイみたい(ごめん)な入試問題で生徒を篩にかけて学生を選ばなければいけないのも、よく訊いてみるとただ「金が足りない」からなのである。 ばかみたい。 その結果、すごおく頭の悪い「同学歴支配族」が出来て、世界でいちばん無責任で無能なので有名なマスメディアと「北朝鮮並み」と陰口を利かれる政府に国全体が支配されるに至った日本という国にはどこかしらマンガ的なところがあると思う。 こーゆーことをいうと母校がなくなる義理叔父は泣くに違いないが、トーダイは大学院だけの大学になってもらって、入試はたとえば残りの「旧帝大+東京工業大学+東京医科歯科大学」で一学群、「早稲田+慶応+上智」で一学群、というふうに学群単位で学生の入学を許可して、しかも単位を交換しながら学生が学群のなかで自由に移動できるようにすればよい。わしは親戚に核融合屋がいるので少し名古屋大学という大学も知っているが、日本のひとがいうよりもとても良い大学です。 京都大学でも名古屋大学でもいいお、と言われたらわしなら名古屋のほうにすると思う。 … Continue reading

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