Daily Archives: March 15, 2009

人種差別2

「で、おにーちゃん、ほんとうに『人種差別は、もう存在しない』って書いたの?」という。モニと妹とわしはテラスで、冷凍庫でキンキンに冷やしておいたレモンチェロを飲みながらあれやこれやと話しておった。なんかの弾みでなにげなく例の日本語ブログ(これのことです)に「真の意味の人種差別なんてもうない」と書いた、と言った瞬間、モニと妹が一瞬沈黙してジッとわっしを見つめます。 その後、ふたりで、ぷーっと吹き出し笑いをする。 ふたりでしばらく思いっきり笑ったあとで、ああ苦しい、と言いながら妹が 「人種差別、まだあるに決まってるでしょ。ばかばかしい。おにーちゃん、アホなんじゃない?」 「いや、だからヤフーどもは別にして…」と言いかけているのに、みなまで聴いてもらえないで「人種差別に『真の』とか区別あるわけないじゃない。人種に関係したことを言われて言われた方が不愉快な気持ちになれば、それでもう立派な人種差別です。 差別かどうかは『する方』ではなくて『される方』が決めることよ。」 妹が言うにはアジア人の女友達とクライストチャーチの街角に立っていて、通りすがりのクルマから(横に妹が歴然とした友達として立っているにも関わらず)「てめーの家に帰れ!○○(○○は聞くにたえないアジア人への蔑称であるから省く)!」と言われた経験があるそーだ。たまたまクルマが信号で停まったので妹がクルマに近づいていって、 「あなたたちはこの国のゴミだわね、自分たちのほうこそゴミ箱に行きなさいよ」と、ゆったら「チンクスなんかと付き合うくそ女に言われたくねーよ、と捨て台詞を残して走り去ったそーである」 そーですか。 言われてみれば、そーゆーアホヤフーはわっしも何回か見たことがある。 ブログにも書いたことがあったな。 妹は自分の家に帰る前に、「もう一回ちゃんと考えなさいよ」といって、わっしにいくつかの人種差別についてのサイトのリンクをメールで送ってきておった。 どうも、わっしは日本語のブログやサイトの「わたしは、こーゆー人種差別にでくわした」という記事を読みすぎたようである。 たいていの場合は、「いや、それは本人が人種差別と思い込んでいるだけで、違うな」と簡単にわかるものであった。 それで、「日本のひとが必要以上に人種差別という考えを持つのは一種の思考停止をもたらしているのではないか」と考えたのでした。 でも妹が送ってきたサイトを見ると、たとえば最近ニュージーランドでテレビ番組で取り上げられて話題になったという、ある日本人の女のひとが書いた「クライストチャーチのレイシズム」という、無茶苦茶よく書けているフォーラムへの投書がある。 書いてある英語を見ると、母国語としての米語なので多分アメリカで教育を受けた日本人でしょう。このひとは日本人乃至アジア人としての気持ちも西洋人のロジックも両方普通にわかっていて、物事を正確に判断しておる。誤解が微塵もありません。 (アメリカで育ったひとふうの誤解はある。それはあとで述べる) そーだよね、と思うわっし。 考えてみれば、英語が普通に話せる日本人が日本語で人種差別について書くわけがない。 日本語で書いてもわかってもらえるとは思わないからでしょう。 この日本人の女のひとのように英語で英語世界に向かって語りかけてくるに決まってます。 日本語で読んだ方が人種差別の実態がわかるだろう、と思ったわしが浅はかでした。 いかん、もう一回考え直さねば、というのでわっしは怒濤のようにインド人や日本人、アメリカ人や連合王国人たちが集まって議論しているフォーラムを読んで歩いたが、 その結果、英語で読んだことを元に、もう一回日本語で書いてみる(考えてみる)ことにしました。 わっしはこれから昼めしを食べに出かける(いま午後零時十七分)が、帰ってきたら、といって食べ終わるのは午後4時頃だが、戻ってきて真剣に考えながら書くであろう。 気合いをいれて考えるど。

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