洞窟のなかの日本人

日本のひとは「人種」の話が大好きである、と思う。

大事な話なのはわかっているが、どうも人種の話なんていつも考えているのはやだな、と思ってゲームの話でも読むべ、と思ってひさしぶりに2chのゲームスレッドを見たら、

わっしは「自覚のないレーシスト」なんだそうである。

そーですか。

ゲームスレッドでまで人種差別主義者捜しをしようなどというのは、日本の人ならではである。

起きてから寝るまで人種問題について考えているのでしょう。

なんという思慮深い国民だろう。

アニメの話をしても人種、ゲームのキャラクタの話でも人種、

人種人種人種。

いっそ日本人は黄色人種ではなくて白人種に超越した「日本人種」であるという学説を打ち立ててみればどうだろうか。

だからどこのパーティにも日本人は呼ばれない。

薄気味が悪いから、でしょう、

表情からは何を考えているかわからないので、いろいろ話しかけてみると、

「黄色人種に対する人種差別をどう思うか」と訊く。

しらねーよ、そんなこと。

そんなに「世界で一番の人種」になりたいのなら、いつでもアフリカ人や他のアジア人たちと協議して「日本人がいちばんの人種です」という認定書でも表彰状でもつくってあげるから、少しは人種の話を忘れて、もうちっと楽しい話が出来ないものか。

わっしはときどき素朴に思うが、自分のクラスになにかきっかけがあると

「ぼくのお父さんは子供の時260年間引きこもっていたけど会社でいちばんぶちょーになるのがはやかったんだよ」

「きみ、今度の通信簿、5はいくつあった? ぼくなんか「女性の人権」以外は全部5だったんだぜ」と言い募る友達がいるとして、

そんなクソガキを自分の昼食会に招待したいと思うかね。

日本のひとは、ときどき、このクソガキにとても似ていると思うことがある。

わっし個人の「人種」についての意見は簡単で、普段「人種の違いについて考えたことなんかない」のです。だって、わっしのむかしからの連合王国やニュージーランドでの「ダチ」は、アフリカ人やアジア人、アラブ人、ユダヤ人、スラブ人、北欧人、ヘンな奴ばかりだけど、「人種」という観点から見直してみると、いろいろな人間なのであって、

個人としての違いはたくさんあるが、「人種」による違いなんて全然ない。

だからわしが「人種」のことを考えるというときには「なぜ他の人間が人種ということを問題にするのか考える」ということでもあるのです。

わっしは日本が好きだと思うが今回のように「人種」についてのブログやサイトを読んでいると、日本のひとのこーゆーところはいやだなあ、と思う。

どーして、ここまで人種に拘るのだろう。

誰か日本のひとでうまく説明してくれるひとがいたら説明して欲しいっす。

このままでは、わっしの頭のなかでは日本人は「人種変態」集団として定着してしまいそうである。

日本のひとは観念の洞窟に住んでいる。

暗い洞窟に蹲って、「人種差別」や「反日運動」や「日本を貶めようとする勢力」について悪夢を見ては汗臭い寝床から跳ね起きる。

そんなもの、どこにもないのに。

洞窟から歩いて出て行ってみれば、そこにはきみを大好きな綺麗なねーちゃんや、

「きみに会うのは初めてだが もし会えなかったらどうしようかと そればかり考えていたよ」と言う友達が待っているのに、きみは「洞窟の外の世界は君を憎んでおる」という

声に怯えて洞窟のなかでまどろんでいる。

バカバカしい。

日本のひとは観念の洞窟の中で決して明けることのない夜を更新しているだけに見える。

洞窟の外には何回も朝が来ているのに。

具体的提案1:「日本のひと。なにもかも捨てて、どこへでもいい、一年間有効の航空券を買いなさい。目をつぶって、その土地で(観光ビザが切れる)最低三ヶ月過ごせばよい。何を考えるのでも、その後にしたほうがよい。

あなたは現実を知らなさすぎるのだ。

windwalkerさんは友達だが、でも「タイのようにはなりたくないからな」というところで、もう「幼さ」が出てしまう。

タイの人は、まともな人間たちにとっては、(屍体の写真が大好きだったりして、あのなあ、と思う点はあるが)一般に日本のひとよりも尊敬されているのを知らないか。

日本語が読めるタイ人の友人が、ある(タイに住んでいるらしい)日本人のサイトのリンクを送ってきて、「自分はこの人間だけは許せない」と言ってきたので見に行ってみると、そのサイトは「白人の人種優越を許すな」という世にも滑稽なサイトであって、

どんなバカが読んでも「自分が立ちたかった立場にバカ白人が立つのは許せない」というサイトであった。わしは腰が抜けたのい。

なんじゃ、こりゃ。

しかも、このひとはタイ人たちのあいだで自分を名指しで攻撃するフォーラムがあるのを知らないらしい。

無事に過ごせるのだろうか、と考えると、心配になります。

タイ語が読めないのだろうか?

このひとが面白いのは、自分がどれほど吐き気を催すたぐいの人間であるか、自分が撮った「辺境少数民族」の少女の写真を通じて、如実に表現してしまっていることであって、「白人にはわからない慈悲の心を日本人である自分はもっているのだ」というようなことが説明書きには書いてあるのに、当の自分が撮った写真には少女のはっきりとした彼への軽蔑と恐怖と警戒とが出てしまっている。

写真がわからないひとの典型的な滑稽さが出てしまっています。

わっしは思う。

日本の人がほんとうに世界のなかで友人を作りたいのなら、「人種」「人種」と気が触れたひとのように言い歩かないことです。

もっと現実の人間と一緒に酒を飲んで話し込んでみたほうがよい。

日本のひとが大嫌いな中国人や韓国人のあいだにも、一生の友達になれそうなひとがきっといます。

そして、そうやって出来てきた友人ひとりひとりの顔を思い出すことによって、「人種」や「民族」なんて、どうでもよくなってゆくから。

きみの大事な「サミラ」を十把一絡げに「イラン人」と呼ぶ人間に対して、殴りかかるときがきっと来るとおもう。

そのとき初めて、きみは「人種」や「世界」の問題を考えるとば口にたったのであって、

そこで初めて考え始めればよいのだと思います。

そのとき初めて、きみは一個の真剣な人間として世界と対峙しだしたのであって、そこがすべての始まりなのだと思う。

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About gamayauber1001

ver.6 https://leftlane.xyz もあるよ
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One Response to 洞窟のなかの日本人

  1. windwalker says:

    2chは、もはや誰もが認めるとおりの工作の場だからな。良かったら、見たスレッドを教えてくれよ。俺はゲームのスレッドでは今は人種ネタの火種になってるところはないという認識だったから、知らない。

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