Daily Archives: March 18, 2009

Ta eis heauton

昨日は「人種差別」の実際やいろいろなひとの考えを知ろうと考えて英語のフォーラムに続いて日本語の記事やサイトを読んでいるうちにぶちきれてしまった。 ひどい。 でも考えてみるとわしがどんなものを読んでぶちきれたかわからないひとにとっては、とーぜん、「なんだなんだどーしたんだ」です。わからんよな、そりゃ。 でもわっしは自分が読まなければ良かった、と思うものはリンクを貼ったりもしないことにしているので、やっぱり何を読んだか教えてあげない。「人種差別」とか、そーゆー言葉をキーワードにして読んでゆくといくらでも出てくるので、追体験をどうしてもしたいかたはそうやって一個ずつ読んでいくとほぼ同じ体験が出来ます。 下品、であった。 まあいいや。 日本人のお友達からはメールがいくつか来て「ガメはふだん恵まれた環境にいるのだから、あんまり世の中の暗黒に巣くっているひとが書いたものを急に読むと熱が出たりしてよくないのではないか」とかゆわれた。 わっしは、そんな虚弱じゃないわい。 windwalkerさんが書いた頭痛がしそうなコメントでもちゃんとニコニコして読めるんだから。 ひとつだけ忘れないうちに書いておくと、わっしは自分でも一度、あいつはマジで人種差別主義者だったのう、と思う例に出くわしたことがあるのを思い出しました。 ニュージーランドで医療従事者用の寮を買おうとおもっていたときのことである。 8棟家がくっついているような構造の感じのよい集合住宅が売りに出たので、わっしは勤務医用にこれを買うのは良い考えである、とおもった。 早速飛行機を乗り継いでえんやとっとと出かけていってみると、持ち主は合衆国に長い間住んでいるニュージーランド人の実業家であって、もう引退してニューヨークに住むことに決めたから、これを売ることにした、という。 ふむふむ、と考えるわっし。 綺麗だし、一戸が最小のものでも200平方メートル以上あるし、どの戸にも2台分のロックアップガラージュがついておる。 8戸が弧をなして並ぶ前には「道」と呼ぶにはやや広すぎるくらい広い道がつくってあってガキどもが公園として使ってます。 理想的である。 わっしは、ふと入り口の横を見ると、地所から2メートルくらい離れたところにあるなんかの保安用の鉄箱にグラフィティがあるのを発見した。 わっしがそれを眺めていると、地所の持ち主のおっちゃんが傍らにやってきて、 「アジア人の子供がこうやって落書きをしおる。カウンシルに何度言ってやって消させても、また夜中にこそこそ来て落書きをしていくんで、たまらんよ」という。 わっしは「アジア人の若い衆が逃げていくのを見たんすかね?」となにげなく訊くと、 いや、見たことはないが、アジア人だとみな言っておる。第一、きみT(わっしと一緒に仕事をしてくれることがある開発会社の社長さんです)から聞いたが日本に行ったことがある、というからわかるだろう? 日本語なんじゃないの、これ? 指さした先を見ると、出来損ないのギリシャ文字みたいな訳のわからん落書きがあるだけです。 いや、これ、日本語じゃない、と思いますよ、よくわからんが、とわっしがいうと、 ああ、じゃあ中国語かタイ語なのかな、ともかくアジア人のバカガキどもがクルマでこっそりやってきては落書きすることはあるが、治安はとても良いところだよ、ここは。 アジア人の姿は、この辺りでは、あんまり見かけん。 わっしは、ここに至って一見まともふうな、カッチョイイスェードジャケット(わしはたまたまこのジャケットを知っておるが、コノリーのやつで邦貨では、えーと、約60万円だのい)を着たおっさんの顔をまじまじと見つめてしもうた。 自動的になんの疑いもなく「アジア人の仕業」と思っているようだが、よく考えてみると根拠ゼロ、じゃん。 わっしはあのおっさんのことをだいたいにおいては忘れておるので、今回も失念していまいた。忘れないうちに書き留めておく。 閑話休題。 実はモニがそろそろ日本語はやめたらどうか、という。 自分にわからないものに時間を使われるのがいやなようで、無理のない注文とも言えるの。スペイン語のほうは、わからないなりに構わんらしい。 こっちはどういう理屈なのかわからないが。 だからそろそろ店じまいかも知れぬ。 初めは(多分)義理叔父や従兄弟のことが頭にあって、軽い気持ちで日本語をおぼえだしたのだが、鎌倉美術や能楽や透谷や鮎川信夫、岩田宏のような戦後詩人、西脇先生や瀧口修造のようなひとたちのせいで、だいぶん日本語と遊ぶ時間が長くなってしまった。 しかし、何事にも終わりがあるのでなくてはならない。 どうするべかなあ、と思います。 日本語でブログ書くの好きなんだけど、奥さん怖い。 自分のことを話すのなんてくだらんから、と言いながら他に書くことがないとときどきブログに書いてきた。妹の写真を(そうとは言わなかったが)出しちゃったこともあります。そーゆーと、あっ、やっぱりあれか、と思うひともいると思いますが、暗いレストランで横顔が映っているオレンジ色に近い写真がむかしあったでしょう? そう。暗くてよく見えないが、ユートーセイ風のラテン人みたいに見える顔のひとです。 … Continue reading

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