アイ・ラブ・ユー

フランス人は英語くらい恋を語るのに不向きな言語はないとゆって笑います。

モニも、そー思っておるよーだ。

口には出さないが、気配でわかるのい。

笑いをこらえているようなところがある。

英語とフランス語がオートマで切り替わる。

ダサイ用事のときだけ英語である。

わっしがいままでの人生で聞いた最も切ない「アイラブユー」は、日本人のボーイフレンドに語りかけている中国人の女の子が耐えかねるようにゆった「アイラブユー」であった。

 http://bit.ly/cpAyz6 

あの経験はわっしにとっては打撃であった。

しかし、そのむかしには、もっとひどい打撃があった。

真冬のニューヨークを、わっしは(そのときは判っておらなかったが)将来奥さんになるひとと歩いておった。

なまなかなものでは目立たないマンハッタンでも、オレンジ色のロングコートに身を包んだモニは、地上を移動する太陽のようであって、視界にあるひとがみなこっちを振り返っていたのを思い出します。

美神もくやしがるくらいの美人だからな(^^)

わっしらは際限のない議論のあとで、一緒にいるわけにはいかないよーだ、と結論を出した。

「どーして、ガメはそんなに頑固なの?あなたには感情というものがないのか」

とゆったモニの口調の絶望をまだいまでも思い出せる。

チェルシーからビレッジまでずっと口論しながら歩いた。

もう別れるしかないべな、とわっしは考えた。

待ってくれ、時間をくれ、とゆっているだけではないか。

わっしは決心というものをするまでにものすごく時間が掛かる人間なんです。

ただ、そうゆっているだけではないか。

どうして判ってくれないのか。

わっしは唐突に立ち止まって、反対の方向に歩き出した。

もう人間を好きでいるということそのものが嫌になったのだと思います。

感情のない世界というものがあるなら、そこへ向かって歩き出したのだ。

そのときのことです。

それまでフランス語でずっと話していたモニが、突然、英語で

わしの背中に向かって「アイラブユー」とゆった。

わっしは、それからきっとアパートまでの8ブロック、泣きとおしていたに違いない。

ひとがじろじろ見ていたが、どーでもよい。

おまえらの知ったこっちゃねーよ。

いま、こうやって振り返ってみると、モニが英語でそれをゆったことの意味がよくわかります。

ベタだが、男はやはりすべからくバカである。

覚悟が違いすぎる。

女の子たちの言葉の実質的な刃のような現実の感覚と較べて男の使う言葉の軽さは、ケーハクそのものである、とゆわねばならぬ。

アパートに戻ってから、しばらくして、わっしはモスクワの冬に降参するナポレオンの将兵のように、マディソンアベニューのモニのアパートに急いだ。

ドアを開けたモニの美しさを、わっしは忘れられない。

わっしは、あの頃に、「余計な考えをもつ」ことのくだらなさを学んだのです。

余分なことを捨ててまっすぐにものを見ることの重要さを学習した。

わっしの「真人間」の第一歩だったのい。

タッチウッド!

画像はモニが蝋燭でつくった「I LOVE U」

がんばって吾妻をもっと幸せにするど。

がんばろー。

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One Response to アイ・ラブ・ユー

  1. ラッツアンドスター says:

    なんてすてきなんだ!

コメントをここに書いてね書いてね

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