Daily Archives: September 29, 2009

空騒ぎ

ネットビジネス、というのは要するに突出した技術で既存のビジネスモデルをどれだけ破壊できるか、というサーカスの場であって、それ以外のものではありえない。 他の、プレゼンテーションの場に行けば「ぼくシブヤのシャチョーだもん」というひとがいかにももっともらしく説明してくれる「ネットビジネス」なんちゅうのは、「伝統的な世界」なんて知るもんけ、と思って次々に伝統世界のルールを破壊してケッケッケと悦んでいるキチガイ揃いだが愉快な技術屋たちの後ろにぞろぞろついて歩いて、「ぼくがやってることは、あたらしーいんだから、金くれ」とゆってる「他人を欺すのがうまいマヌケ」の与太にしかすぎない。 わっしはもともと「ワナビー・マッドサイエンティスト」のみなさんに取り囲まれて暮らしていたので、グーグルでもなんでもよろしいが、なにかのサイトが「インターネットビジネスの皮をかぶったマヌケビジネス」か「ほんちゃんのネットビジネス」かは、そのサイトが突出した技術の表現になっているかどうか、しか見ないことにしておる。 グーグルに関していえばマーケティングはバカバカであった。 だってえ、ヤフーが寡占体制を敷いていたところにヤフーが必死こいて考えて捨てた「非人力検索エンジン」をもって市場に居場所がある、なんて考えるひとはアホアホのバカバカである。 でも技術屋的見地からマーケットを見ると、全然なんの突出した技術も持たない、いわばノータリンの巨人がぼっけーと突っ立ているだけなので、「ダイジョーブ、勝てるべ」と思ったのに違いない。まっ、「グーグルの本」なんて読んだことがねーからわからないが。 グーグルのビジネスモデルはよく知られているようにアドワーズという「広告代理店」をターゲットにした戦略である。本来せいぜい1マイル四方くらいしか商圏をもたない町の八百屋でも有効なインターネット広告を開発することで群小広告代理店を時代遅れなショーバイに変えてしまった。 いまでも収益はこれ一本です。 アマゾンはどうか? わっしのガッコー友達であるMDは「アマゾン? あんなくそサイト知るか。売ってるものを全部ダウンロード出来るようになったら認めてやる」という。 あれは流通上の革新であって、ネットとはカンケーがねーだろ、とゆいたいのでしょう。 しかし、わっしはキンドルによって本はダウンロード出来るようになったので、あとは分子変換装置を開発するだけで道はそんなに遠くない、と思ってます。 (念のためにいうとジョーダンだが) そんなに無茶苦茶突出した技術でなくても、みんなでヨイショコラエラセと技術を積み上げてきたので、いまある技術を組み合わせて洗練させることによってだけでも、たとえば 「evernote」や「dropbox」「zumodrive」みたいなクールなビジネスをつくるのも可能ではある。 でもいまだに「あっ、アメリカにはEコマースっちゅうもんができたんだな。ほんじゃ、これをまねっこして、あとは、どすこい、日本伝統のドブイタ営業でがんばるぞい」でつくったサイトだとか、なんの恥じらいもためらいもなく、これも他人の考えのネット商売をもってきて満足なツールひとつつくらずに「ITだよーん」のイメージ戦略でエンタメ・ニュースに顔をだしながら、ぬけめなく立ち回って自分よりもっとマヌケな「大衆(笑)」から金をくすねるだけのサイトとか、そーゆーのは、いくら儲かっても本質的に(社会の進歩を停滞させているという点で)反社会的なビジネスであると思う。 わっしの知っているひとにもネットでクールげな洋モノの名前をつけてパッケージのゲームを売っている人がいるが、そんな商売は…(ピー)。 日本のネットビジネスの惨めさは、結局、そこでは未だに「パチモンのアメリカ」がまかり通っているという点です。 他のどんな分野でも、そこまで恥ずかしくも「ベタ」なアメリカかぶれは、文字通りの「ヤンキー」のにーちゃんやねーちゃんでもやらん。 世界中の若い衆が「ハイテクの国」であると信仰している日本でネット産業が「ネット産業廃棄物展示場」みたいになってしまっているのは、結局、ネットビジネスというのは技術による旧ビジネスの新解釈である、という肝腎の点を忘れてしまっているからでしょう。日本のひとはITという言葉もネットビジネスも根本から誤解している。 実際にはネットビジネスというのは、仮想世界側に住んで、そっちから逆に現実世界を見直す、という作業なしでは成り立ち得ないのに日本のサイト制作者たちは、その作業を怠っている。技術が偏光させた一見すると万華鏡のようなテクノロジーの鏡のなかから現実を見つめ直して、そこに新しい秩序を見いだすこと以外に道はないのに、それが出来ないのではどーしよーもない、のではないか。 まず「カネ、カネ、カネ」のバカバカ自称IT実業家を全部ぶち捨てるところから始めるべきである。 明日から技術的に見るべきもののないサイトのボタンをぽちるのはやめるべ。 (ただし零細サイトは除く。例:輸入ゲーム販売サイト)

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