Daily Archives: December 15, 2009

やまない雨はない

コメント欄で「みりん」さんが「止まない雨はありません。きっと、良くなると思います」とゆっておる。 わっしは、「いいなあ」と思ってニコニコしながらそれを読む。 そのとおーり、なのさ、と思うからです。 連合王国はオオバカタレのサッチャーおばさんが登場するまでは、ほぼ国家として存在できなくなる、とゆわれておった。 サッチャーおばちゃんは大学から役人まで、あるいは組合、年金生活者まで、あまい夢にひたっていた阿片窟の住人どもをシバきまくって「おんどれら甘ったれとるとケツを蹴っ飛ばして北海の底に沈めちゃるぞ」とゆってどやしつけて歩きました。 それでやっと連合王国は正気に返った。 組織、というものを扱ったことがあるひとならみな判るが、組織を変える、というのはたいへんなことなんですのい。 百人の組織でも気が遠くなるくらいたいへんである。 カルロス・ゴーンは日産という巨大組織の体質を変えてしまったが、そーゆーことは滅多にうまくゆかない。 まして一億人をこえる組織を変える、っちゅうようなことがそうそうやれるわけがない。 成員ひとりひとりのほうが自分たちの意志で変わりたい、と熱望してやっと、変われるか変われないか、くらいでしょう。 日本がいちばん最近に大きく変化した、しかも質的に変化したのは1945年のことだった。 国のほうは空からやってきたアメリカ人たちが、あっというまに石器時代に戻しちったが、そのアメリカ人にいっぺんに十万人以上も日本人を効率よく殺すために特別に発明されたナパームで燃やされちったりしても、日本人は「そんなことを蒸し返して文句をゆってる場合ではない」と言い合って突然がむしゃらに働き出した。 「軍人」という考えがええかげんなナマケモノのくせに闇雲に威張りちらす役人集団が、 国土と一緒になくなってしまったからです。 日本人を屠殺した合衆国人への憎しみよりも、合衆国人がついでに殺してくれた軍部というバカ官僚組織がなくなったことのほうが百倍も嬉しかった。 軍隊というのは典型的な「官僚組織」なので自己を縮小するということができなかった。 バカみたいに拡大してゆくだけです。 国力に相応な軍隊の百倍くらいの姿になって、しかももっと拡大しようとした軍隊は結局日本を無意味でさもしい根性の戦争にたたきこんだ。 結果は、もともと無能な集団じゃもの、戦闘に勝つ、なんて全然無理で、ボロ負けに負けて、しかもサイパンを失ってさえ、へりくつにへりくつを積み重ねてムダな戦争を続けた。 1945年の日本人はだから、そーゆーわけで、みんなが一人残らず「変わりたい」と願っておったのだな。 だから、 「雨が止んだ」のでないのです。篠突く雨のなかを、日本人たちは、着の身着のままででかけていったのだ。 もういちど人間になりたかったからでしょう。 自分たちの国、をつくりたかったのに違いない。 当時の日本人は薄汚くやせこけていて、支配者としてやってきた合衆国人たちの雄大な体格とは較べようもなかった。いま数字を見てみると、当時の日本人の成人男子の体格は身長が150センチ内外で体重は40キロ台です。 ついでにゆっておくと、占領軍の側は、たとえばニュージーランド人たちでいうと175センチ内外で80キロ台である。 別に悪気があるわけではないが、たいしてものを考えるわけでもない合衆国や連合王国、オーストラリアやニュージーランド人たちは、当然のように日本の特にちっこくてばっちい男どもを「人間」とは感じなかった。 日本人の男が掃除で部屋をうろうろしていても、女の兵隊とかは、素っ裸で歩き回っていたといいます。 猫がいても恥ずかしがるのにな。 文字通り人間あつかいされなかった日本人たちは、しかし、近代になって初めて軍という「官僚組織」の軛から逃れるチャンスがめぐってきたのを知っていた。 だから、誰でも知っているように、日本はあっというまに変わった。 わっしが日本にいて「そーか、これが日本の『希望』なんだな」と感じたのは20代から30代前半のひとたちであった。 その上の世代とは全然違う人種に見えました。 もちろんアホいのもいるわけだろうが、わっしが会ったひとは、みな「農村五人組」あるいは「2ちゃんねる&ニコニコ動画」的な相互監視・おらが村さがいちばんじゃ、の世界から自由であった。 「自分」という「個人」としてふつーに地面に立っていられるひとたちであった。 みりんさん。 わっしは、いまの30代後半までの世代が去って、20代の人間が社会で力をもつようになったときに「雨がやむ」のだと思ってます。 いま新聞の話題にのぼる政治家たちは「全共闘世代」であって、政治をまかせるには最悪な文化をせおった世代です。 不正直で無責任なのが特徴の世代で、実をいえばどこの国の政府も、そのことをブリーフィングを通してよく知っている。 … Continue reading

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