Daily Archives: January 4, 2010

知財立国

戦前、石橋湛山は「満州なんかいらん。日本は加工貿易で生きてゆくべきだ」と主張して、さんざん「専門家」の失笑を買った。 「あほちゃうか」とゆわれた。 なんでそんなもので生きてゆかれるねん。 日本が生きていく道は、満州という実質的領土を活かして植民地経営的な帝国をつくってゆく以外にない。それが最も「常識的で健全な道である」という。 その満場一致の「健全な道」をたどってゆきついたはてに何が待っていたかは日本のひとはよく知っている。 「満州」は敗戦のその日まで慢性的な赤字を垂れ流して終わりました。 AKさんがコメントで訊いている。 「加工貿易が行き詰まったこの深刻な事態をどうする」 わっしはそれがバカのひとつおぼえなので「日本は知財産業で生きてゆくしかねえべさ」 と答えてます。 シルビア・パークとゆーところで遊んでいたら、義理叔父から電話がかかってきた。 わっしがお願いした用事についてです。 ついでに「あのブログに書いてあったコメントだけど、相変わらずそう思ってるの? 現実的じゃなさすぎるんじゃない?」という。 そーか、おっさんでもそーおもうのか、と思ったので、もうちっと「知財産業」が日本の生きる道であるということについて書いておくべ、そーすりゃわし自身も忘れねえからな、と考えました。 ニュージーランドは先進国ということになっているが、のんびりした農業国です。 実は金融技術の発達でオーストラリア人やイギリス人やアメリカ人が国民の見えないところで空中キックを炸裂させてはいるが、ま、農業国です。 牛乳がうまいねん。 チーズもうまいが、ちょっとエグさが足りんかもしれん。 ワインはピノだ。 ビーフはBSEフリーだでのん。 ラムは世界一です。 良いところはなあーんでものんびりしているところで、社会全体に「進歩なんかどーでもよいわい」という雰囲気がみなぎってます。 ところが、そのニュージーランドと較べても日本は社会構造が遅れまくっておる。 ニュージーランドのモールに行くと、1月2日の土曜日でもモール内の銀行の窓口が全部開いている。ホームローンの相談をするひとや、自分の商売の資金繰りをしに来た人で賑わっています。 銀行のねーちゃんに、「日本じゃ銀行のATMが24時間じゃないんだぜ」とゆーと、ジョーダンだと思って、まーたガメはそーゆーことを言う、とゆって笑うが、ジョーダンでなくてほんとうなのだとわかると狐につままれたような、ちょっと怯えたような顔になる。 それどころか法人用オンラインサービスが24時間でないと知ったら、なんというだろうか。 日本から帰ってきたお土産の話でもっとも受けるのは、日本では「なんでも書類を書かせる」ことで、口座を開くのにも引っ越しするのにさえ書類をもらって住所とか名前とかいっぱい書くんだもんね、というとみな笑い転げます。 では、フランス人は引っ越しできるのか、とゆったひとがいたが、たいへん良い質問ですのい。 英語が読めれば、やってやれないことはないのではなかろうか。 日本という国はなにもかもがコショクソーゼンとしている。 実はわっしは、古色蒼然と書くとき、くさすために書いているのではなくて 「なつかしいのお」と思いながら書いているんだけどね。 そういう気持ちで思い出して書けるのは、わっしは日本に何のコミットメントもなくて、いわば「何の関わりもない」立場だからかもしれません。 たとえば日本に移住して日本人と一緒に経済再建に参加しようと考えたブラジル人にとっては、これは悪夢のような社会制度に映るであろう。 住基システムというコンピュータ屋さんの眼で見てもバカまるだしのシステムが稼働している。お役人のひとからマジメな顔で日本の「ハイテク行政」の象徴だとわっしは説明を受けたが、吹き出すのをこらえるのがたいへんでした(すまん) いまはどうなっているかわからないが2000年(だったと思う)に、かーちゃんの家に遊びに来たかーちゃんの友達の外交官のおっちゃんは、日本とニュージーランドのあいだでは書類がいっさい正規には決済されないで積み上げられる一方だと嘆いておった。 「ご承知の通り、我が国ではすべての外交書類は電子化されることになりましたのでね。 当然、他国の書類も電子的に送ってもらうわけです。 ところが日本政府だけは『紙でなければならん』とごねる。 … Continue reading

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