日航の墜落

義理叔父がまだ30代で腹がたるんでなかったときの話だそーだ。

仕事の用事でサンフランシスコに向かう叔父がひと寝入りしてもうそろそろ朝食だべ、というので窓をちょっとだけ開けてのびをしていると客室乗務員(注)のおばちゃんがやってきて、

「ちょっと窓をおおきく開けて、外をご覧になってください」という。

何事によらず素直というかバ○というか、ゆわれると取りあえずゆわれたとおりやってみる癖のある義理叔父が窓のシャッターを開けて外を見ると、青空があります。

「地上は雨だけど、外は青空なんて不思議ですねえええ?

実はわたしたちは雲の上を飛んでいるので雲があるときでも晴れているんですよねー。

勉強になる、と思われませんか?」

と、客室乗務員(注)おばちゃんは満面に笑みをたたえてゆったそーである(^^)

この話は、いかにJALが客はバカであるとおもっているか、ということを説明するのによく義理叔父が使う出来事です。

JALの客室乗務員(注)のサービスは「保母さん」みたいだ、というのでユーメイであった。

わっしはズボンのまたまたさんのところにオレンジジュースをこぼした客のところにやってきて、おしぼりでていねいにふきとってやっている日本人客室乗務員(注)のねーちゃんを見てぎょっとしたことがあります。一瞬、風俗営業法違反なサービスをしているのかと思いました。

わしはマジメな顔をしてまたまたちゃんを拭ってもらっているおっちゃんの顔を見ながら、自分でふけ自分で、と真剣に腹が立った。

なんだ。なんだかんだゆって、JAL、乗ってんじゃん、ときみはゆーかもしれぬ。

JALはむかしからニュージーランドでは大韓航空と並んで切符がいちばん安いのね。

(なぜか日本人が買うときだけは、航空会社のなかでいっちゃん高かったそーだが)

英語圏ではずっとむかしから、どこの国でも同じだろー、と思います。

だから発明でいっぱつあてるまでは、よく乗ったっちゃ。

コードシェア、とゆってだね。ニュージーランドから、ぐおおおんぐおおおおんと連合王国に向かうとすると、エアニュージーランドでわしは行くが成田まではNZ9とJAL98なんちゃって、エアニュージーランドで切符を買ってもJALで買っても乗る飛行機は同じなのだ。

むかしは席がブロックでわかれておって、「JAL席」と「エアニュージーランド席」にわかれておったと思う。

ストップオーバーで成田に泊まるときでも、日航ホテルは一泊2800円、とかだったので、金がねええええー、のときは、よく泊まりました。

でも、このJALのホテル、すげえホテルで、わしから見ると捕虜収容所、みたい感じであった。

空いている時期だから、レートチェックインにしてもらうべ、と思ってレセプションに電話すると、2時間のご延長だと8000円追加になります、とかゆわれる。

あんたはラブホテルか。

(カプセルホテルとラブホテルは英語世界では年がら年中番組で紹介されておる。

行ったことはない。ビョーキがうつりそうな気がするので行ったことはねーだよ。念のためにつけくわえておくが)

一時が万事マニュアル主義で、JALの「慇懃無礼」サービスは世界中に名がとどろいておったので、(削除してなければ)このブログの3年前くらいの記事にもときどき出てくると思いますが、そのうち、つぶれるだびな、これは、とわっしは思っておった。

むかしの航空雑誌、みたいなものを読んでいると、JALという会社の最良の部分は「整備技術の高さ」であると書いてある。

ふむふむ、と読むわっし。

これは義理叔父におせーて、愛国心を刺激して、明日は高い料理をおごらせるにしくはなし。「らん月」でスキヤキ、なんてどうかしら。

普段日本の悪口ばっかしゆっておる癖に、たまにわしが日本のことを賞めると手もなく機嫌がよくなって気前がよくなるからな。

バカなオジンじゃ。

ところが義理叔父は、JALは研究ずみなんだね、とかで、整備は世界一だけど、あそこの整備は、JALの飛行機は整備してないんだよね。

「へっ?」

整備部門の腕が高く売れるっちゅうんで、他の航空機会社に時間売りしているうちに全部他の会社の飛行機の整備になった。

JALの飛行機は○○会社の整備に外注しているのだよ。

それで年間50億円だかなんだか儲かったそうだが、なんちゅう無茶苦茶しよるねん、と驚きました。

わっしはヒコーキオタクでもあるので、それから件の昔週刊誌の蒐集のおりなどに気を付けて見ていると、副操縦士と操縦士が相部屋で眠ることになっていて副操縦士のいびきで眠れなくて困った操縦士が無理矢理眠ろうと酒をあおったら、それでも眠れなくて、結局

「一睡もしない半分泥酔状態」で飛ぶことになった話、ときどきすさまじい異音がするので乗務員が乗りたがらないジャンボの話(どーも、このジャンボ機は御巣鷹山に墜ちたのと同じ飛行機のような機がする)、ジャンボのエンジンが一基不調なので報告したら「3発でちゃんと飛べるんだから出発しろ、きみは会社の利益をどう考えているんだ」と怒鳴られた機長、すげー話がいっぱいあるのでびびりました。

こうやって書いていて気が付くのはJALという会社は「縮小版の日本」であることです。

縁故採用による社員のひどい質の低下は、日本社会の世襲や閨閥で固定化された階層に対応している。

顧客の徹底的無視、日航の「カスタマー・ラスト」の伝統は、国民の生活を徹底的に軽視する政府に対応しているように見えます。

その結果、日本の外では大きく信用が低下して競争力を失っていたのに、最後の最後までマスメディアを利用して評価が低くないかのような印象を国内向けにつくることに成功していた点でも非常によく似ておる。

わっしとモニは今回も成田からクライストチャーチへのコードシェア直行便でやってきたが、この直行便は今年から廃止になった。

搭乗前のラウンジもいつのまにかカンタスになっておった。

成田空港というJALにとっては自分の故郷にあたる空港で自社便のコードシェアの客をオーストラリアの航空会社のラウンジに案内しなければならない、というのは、前代未聞なので、「そーとー、来てるな、これは」とわっしは考えました。

更正法の適用で、また税金を大量に投入して救済することになったようだが、そーゆーところまで政府そのものとそっくりで、義理叔父は

「だって議員のせがれとか娘とか役人のガキとかで固めてるんだから、しょーがないだろ」というが、「しょーがない」に出す金は、どこにあるんじゃ。

もう日本のひとってさ、自分が口座にあると妄想している金は、とっくのむかしに政府が手を突っ込んで使っちってんじゃん。

義理叔父のひーばーちゃんは、義理叔父がこっそり夜中に起きて冷蔵庫のスイカとかを食っていると、「まあ、まあ、頭の黒いネズミさんが、また台所でこそこそしておるの」とゆって目を細めて笑ったそうだが、日本の国の「頭の黒いネズミ」は財政的な仕掛けを使って国民の貯金を使い果たしてしまった。

まるで、これから太平洋上に飛び立つジャンボジェットの燃料をこっそり抜き出して闇商人に売りつけているようなものです。

自分たちはわしらの国やなんかに退避準備が出来ているので、万全なわけだが、

燃料を抜き取られているのだもの、どうやっても墜落する運命にあるのに、なんだかんだいって飛行機ほど安全な乗り物はないと言い合いながら乗り込む乗客たちが哀れである、と考えました。

注 初めは「添乗員」になっておった。フライト・アテンダント、を日本語になおしちゃったからですのい。

あかん、わしの内なる日本語は滅びつつあるよーだ。やべえ。

hanapekoさん、さんきゅ。

This entry was posted in Uncategorized. Bookmark the permalink.

コメントをここに書いてね書いてね

Fill in your details below or click an icon to log in:

WordPress.com Logo

You are commenting using your WordPress.com account. Log Out / Change )

Twitter picture

You are commenting using your Twitter account. Log Out / Change )

Facebook photo

You are commenting using your Facebook account. Log Out / Change )

Google+ photo

You are commenting using your Google+ account. Log Out / Change )

Connecting to %s