日本特殊新聞


その午後、義理叔父はベンキョーしていた。
ひとりです。
義理叔父はトーダイの学生であって、両親の家はトーダイに通える距離にあったが義理叔父のことである、きっと若い女の子についてよからぬ妄想を巡らしてひとり住まいをしていたに違いない。
もっとも後年義理叔父のアパートを訪問したかーちゃんシスターによると、床一面が本であって、ベッドの下も本、おそるべきことには冷蔵庫のなかにまで本が突っ込んであったというから、妄想が現実になることはついになかったであろうと思われる。

ともあれ、義理叔父はベンキョーしておった。
義理叔父が大好きなユーミンというあの脳みそが腐りそうな甘ったるい音楽を聴きながら机に向かっておったに違いない。
わしも、「いつだって I love you more than you. You love me 少しだけ」うんちゃらかんちゃら、という曲だけは好きだけどな。あれはマルチカルチュラルな感じでなかなかおかしくてよろしい。
義理叔父の中学の近くにあった喫茶店では、この曲がかかるたびにインタースクールのガキンチョどもが合唱するのを常としたそうだが、むべなるかな。

義理叔父が日本語の歌に厭きて「フラッシュダンスのテーマ」にかかった頃、
どんどんどん、と玄関のドアをノックするものがあったという。
もともと後ろ暗いところがいっぱいあってトーダイも裏口であると一般に信ぜられておった叔父は、「おまわりではなかろーな」 と考えながら玄関に向かったに違いない。
向かった、とゆっても義理叔父の描写によると一歩半で着いたというから「向かった」というより「向か」くらいだのい。

ドアを開けると、そこには人相のええかげんなおっさんが立っておる。
「おにーさん。新聞とってるの?」
ちゅうんだそーです。
「いえ」
「おにーさん、学生?」
「そーですが」
「じゃ、新聞とらなきゃダメじゃない」

Y新聞の「勧誘」 なのであった。

へっ?
とブッシュミルズの炭酸割りを飲みながら、いつものごとく「義理叔父昔語り」 に耳を傾けていた、わしの手が止まります。
「カンユーって、なに?」

その質問に答えた義理叔父の物語は、わしにとってはぶっくらこくのを通り越して、なんじゃそれは、なお話であった。
洗剤に Y新聞資本の野球球団のチケットに6ヶ月ただ、って、なんなんなんだ旦那だんなんだ?

結局、義理叔父が断り倒すと、このえーかげんな顔をした「勧誘おやじ」は、
「また来るぜ。今度は朝の3時ごろ来てやるから、よく憶えとけこのクソガキ。東京はぶっそうなところだから、一人暮らしは気をつけた方がええぞ!」 というありがたいご忠告を残して立ち去ったそうである。

だから、おれは断固日本の新聞をとらんのだ、とゆって威張っておる。
ほんとうはかーちゃんシスターが英字紙をとっているから、いまさら「新聞とっちゃダメ?」 と訊けないので自分の会社の社長室に行ってコソコソ日本経済新聞を読んでいるに過ぎないが、一応、お話としてはうかがっておきましょう叔父さん。
奥さんの尻に敷かれた年寄りをいじめるのは忍びない。

日本の新聞くらい面白いマスメディアというものはないのだとゆわれている。「伝統芸」であるともゆえます。
なにが伝統芸であるかというと、ものを見る角度に他国では絶対に見られない角度があるのね。ディアブロ的角度というか、とゆってもブリザードのディアブロをやって遊んだことのないひとには判らんであろうが、ようするに斜め上方45度くらいから下界を見下ろす「神の視点」です。
旧約聖書的世界、ともゆえるな。

なにしろ神様なので「英メディアの報道によると」という、その「英メディア」が「The Times」であったり「サン紙」であったりします。
味噌もクソも一緒(ジャージャー麺食べてるひとごめん)である。

「社説」というのはもっとオモロイ。

たとえば今日(7月2日)の読売新聞を見ると、
「中国スト多発 曲がり角に来た低賃金労働」という社説を掲げてある。

「中国の高度成長を支えてきた安価な労働市場に異変が起きている。」という出だしです。ふむふむ。
「ストは日本や韓国、欧州などの外資系と、台湾系の企業で発生している。中心になっているのは、20歳前後の若い労働者たちだ。工員たちの低賃金労働は、大きな曲がり角に来ていると言えよう。」
ほむほむむほむほ、タシカニカニタシ。

「中国政府は、ストの長期化や拡大に速やかに対応し、問題解決を促してもらいたい。」

へっ?

「紛争の回避には、日頃から労働者と意思疎通を図り、良好な労使関係を築くことが肝要だ。」

はあ?

「経営陣に中国人を登用することも有効だろう。安価で豊富な労働力だけを求めて中国進出する企業戦略は、再検討を迫られている。」

こーゆーのは、殆ど近代言語による文章としては論理的に不可能なはずの文章なので読んでいてわくわくしてしまいますね。

だってさ。
こーゆー文章ってのは、日本が専制国家で、これを書いている人が全権能を一手に集中に納めた国王陛下の場合のみ成り立つ文章であって、書き手が万が一国王でない場合には誇大妄想狂の狂人かなんかでないと書けるはずのない文章だもん。

この文章が中国語化されて机の上に置いてあったとすると、ついこのあいだ「世界の最悪独裁者ベスト10」に選ばれてまた箔がついた胡錦濤先生は、それが日本の一介の新聞記者が書いたものとしったら「余計なお世話じゃ、ボケ」とつぶやいてクシャクシャクシャと紙をまるめて、ちょっと考えてから、ぺっと唾を吐き込んでからゴミ箱に捨てるだろう。
もしかすると、あまりにエラソーな態度にむしゃくしゃしていっぺん沖縄に上陸したろーか、このガキャと思うかもしれぬ。

わしは、いまこの記事を書くために社説を読んで日本の新聞は相変わらずだのお、としみじみ感じ入りました。
新聞のひとはこれを読んでは怒ってはいかむ。
なにしろ、わしはきみらがあれほど国を煽って到頭あんまり必要のなかった戦争をおっぱじめた相手の「鬼畜米英」そのひとじゃからの。
失礼なことゆいだしたのきみが先だし。

日本の新聞のこの5歳児なみの「正義ごっこ」ちゅうか「神様のマネが仕事だもん」 という伝統は、要するにヤクザモドキやもどきではないマジヤクザで構成された「新聞勧誘団」が独身の娘やジジババを脅しあげたり洗剤でつったりして無理からに築き上げた「ギネス認定世界最大発行部数」を支える定期購読者のすさまじい数にのった「無競争業界」の仕組みによっている。
なんのことはない、エラソーをぶっこいているが、カツアゲ新聞なのよね。

きみ。そこのきみ。
毎朝、あくびをしながら門柱脇の新聞いれに新聞を取りに行くのが楽しみなきみよ。
習慣がもたらす楽しみはわからないではないが、来月から、出勤途中になるべく小さなおばちゃんやおじちゃんがやっている売店を選んで買いなよ。
何回か買って、今日はもういいや、どの新聞でも同じ記事なのが判ったし、と思った日は買わないほうが世の中のためなのです。

それが「日本を変える初めの一歩」なのだと思うよ。

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18 Responses to 日本特殊新聞

  1. 神宮司 says:

    世間にマスゴミという言葉が現れてずいぶんになりました。それ以前にも批判の声はあったし、いつまでも稚拙なままで続かないのは道理。実際に新聞社の経営ってどんどん傾いてますからね。読売だって日経だってみんな赤字だしてしまいました。

    ただ、これを論より証拠といえないのが辛いところ。情報の受け手が真っ当な視点を持ち得てるかというのは、また別問題。
    先のコメントに定番商品を勝ち得るのはひと味足りないってのがありましたが、記者もそれに迎合してるフシもあるのです。あいたたた。

  2. 神宮司さん、

    >情報の受け手が真っ当な視点を持ち得てるかというのは、また別問題。

    は、ほんとうにそうですのい。新聞が頼りにならなければ信頼性の高い情報伝達装置を急いでつくるのが焦眉の急のはずですが、そっちはあんまり興味ないみたい。
    ほんとうは「信頼性の高い情報」とか、どーでもいいと思ってたりして、とか、つい考えてしまいます。

    既成ジャーナリズムはそういう受け手の「本音」をよく知っているのかも知れません。

  3. みりん says:

    ガメさん

    お久しぶりです、みりんです。

    毎年のことながら、梅雨ってこんなに蒸したっけ?と嘆きながら、涼しさ目指しデータセンターへ直行する毎日をおくっています。
    やっていることといっても配線をきれいにしたり力任せにネジ切っちゃった人のネジを取り外したりと、すき間産業です。
    最近は、配線がうまくできなかったり(LANケーブルのお祭り状態)、ネジ締めの力加減がわからない人が増えてきており、どうなんだろうこの
    状況と感じています。

    話が逸れました。新聞の「勧誘」という誰もが経験してきたのではと思ってしまう苦い思い出を目の当たりにし、私も苦い経験を思い出しました。
    Y新聞の勧誘にはすごみがありました。もう15年以上前のことです。
    「新聞いらないから」とだだこねていると、勧誘のお兄さんは木造アパートの扉に足をこじ入れ、「お願いしますよ」とくる。
    それでも「本当にいらない」と拒絶していると、勧誘のお兄さんの背後から2人、3人とホンモノ風の人が加勢してくる。
    木造アパートだからウチ燃やされちゃうじゃないか的妄想が膨らみ、ポンと判を押してしまう。「お兄ちゃんには特別に洗剤をもう2コつけておくから」と
    言い残し、靴音響かせながら引き上げていきました。アパートの扉を閉め、クーリングオフの電話をして、ひとまず友人の家に逃げました。(以後、勧誘なし)

    数年前、サーバ導入案件で某新聞社に行きました。
    社内の喫茶室のような所で、どさくさに紛れてお茶しながら周りの人の会話に耳を澄ませていると、「ああ、本丸はこんな感じなんだ」と妙に納得しました。

    当たり前のように思えた伝統に近いことも、たまねぎの皮のように1枚ずつはがれていくのではと感じています。

    • あー、みりんだ。なつかすい。ツイッタやんないみたいだから、会いませんのい。

      >涼しさ目指しデータセンターへ直行する毎日をおくっています。

      叔父の会社のサーバーがはいっている池袋のデータセンターへむかし行ったことがありますが、日本のデータセンターて物理的セキュリティがICキーだけなのでびびりました。あれはたとえば合衆国では入り口でまず拳銃もったにーちゃんがふたり両脇にいて、サーバー室の前にまたふたり銃をもって立っていて、ちゅうふうなので有名なデータセンターなのに誰もおらんやんと思ってびびった。
      物理的にデータかっぱらわれることのほうが多いのになあ、と思いました。あれでいーのだろーか。

      >配線がうまくできなかったり(LANケーブルのお祭り状態)、ネジ締めの力加減がわからない人が増えてきており、どうなんだろうこの状況と感じています。

      わっしもアキハバラの店員さんが、対角線にしめる、という基本を守らないで、しかもいきなりぎゅうじめにしていたのを見て、ダイジョーブかあんた、と考えた。ああいうのは「技術」とかゆう以前に感じ悪いですのい。わかっとらんのう、と思ってしまいます。

      >Y新聞の勧誘にはすごみがありました。

      なんだか、記事書いたあとで訊いたら「あたりまえだった」みたいですね。ナマハゲよりひどいやん。
      「新聞とってないガキはおらっぺがあー!」ち言いながら襲ってきたもののようです。強姦事件とかもあったそーだ。
      こえー。

      それだけカツアゲして歩く実力があるので日本の新聞はいまでも安定部数を誇っています。それはたいへん良いことだ、と前に会った新聞社のおっちゃんがゆってました。いっそ税金みたいにもれなく購読料を徴収すればええんちゃうか、と言いかけましたがめんどくさいのでやめた。
      はやくマトモになるといいですのい。

      • みりん says:

        ガメさん

        ツイッタは、諸々の事情があり、まだ始めていないんです。すいません。籍を置かせてもらっている今の会社の人に、「SB iphone4法人割引に加入して、私にも1コ貸して」とのささやき攻撃が実った時には、始めようと思っています。もう少々お待ち頂ければと思います。

        >叔父の会社のサーバーがはいっている池袋のデータセンターへむかし行ったことがありますが、日本のデータセンターて物理的セキュリティがICキーだけなのでびびりました。あれはたとえば合衆国では入り口でまず拳銃もったにーちゃんがふたり両脇にいて、サーバー室の前にまたふたり銃をもって立っていて、ちゅうふうなので有名なデータセンターなのに誰もおらんやんと思ってびびった。
        物理的にデータかっぱらわれることのほうが多いのになあ、と思いました。あれでいーのだろーか。

        データセンターの建物はあちこちで耐用年数を迎えつつあるようで、サーバ群は新しい建物にぼちぼち移設している所だったりします。新しい所は物理的セキュリティも改善されてきていると思います。ただ、あちこちにいる警備員さんは、割と愛想がいいと思いますよ。目が笑ってる。寝起きでいくこっちが悪いのかもしれませんが。
        地震大国、どこに建てても意味ないような気していますが、液状化したとき実は浮いたりして。あそこ、船だったんだって。ないか(^^;)

        >対角線にしめる

        そこ止めた後、そこいくかぁぁ、って瞬間。
        ネジに対してドライバーが斜めから入り全力で締めそうな瞬間。
        これ、たまりません。思わず身構えてしまいます。

    • みりん殿、

      >ツイッタは、諸々の事情があり、まだ始めていないんです。

      ツイッタはオモロイんだかつまんないんだかわからないビミョーな遊びですのい。英語のほうはね。みなで鳥頭になるのを楽しめます。日本語は、まだよくわかんね。

      バカが絡みにくい、ということはあるよーだ。

      >新しい所は物理的セキュリティも改善されてきていると思います。

      合衆国とかでは「倒産した銀行の建物」とあkが結構多いのね。石で出来てて対戦車砲でもダイジョーブちゅうな(^^;)

      >そこ止めた後、そこいくかぁぁ、って瞬間。
      ネジに対してドライバーが斜めから入り全力で締めそうな瞬間。
      これ、たまりません。思わず身構えてしまいます。

      うーむ。お友達になれそーなひとですのい。
      素晴らしい。

  4. kochasaeng says:

    新聞なんか取ったって取らなくたって、どっちでもいいじゃない。
    取るにしたって、さいきんでは「赤旗」と「聖教新聞」以外の大手ならどこの新聞を取っても似たようなものです。あ。あと「日刊ゲンダイ」もだ。
    とにかく大手の新聞社は記者クラブのプレスリリースを記事にするだけで、ろくに取材しなくなっちゃったらしい。

    新聞はウソばっかり書くって言うひともいるけど、そんなことはない。ウソは少ないと思う。
    ただ、記事にするときの事実の切り取りかたで、論調なんかどうにでもなる。あまりにも都合が悪いことなら記事にしなけりゃいいんだし。
    むかし大宅壮一というひとがいて、原稿依頼されたときに「で、俺はそれに賛成の立場で書けばいいの? それとも反対?」って訊いたというステキな逸話がありますが、まあ大宅壮一というひとは良くも悪くもプロだったわけです。おれはこの話を聞いて大宅壮一が少し好きになりました。
    誤解を招きやすい発言ではありますね。

    新聞の記事を読んで、その裏に潜んでいる意味を忖度する。そんなことも、たまには楽しいかもしれないけど、毎日だとイヤになっちゃう。
    日本の海軍の関係者が戦犯を逃れたように、新聞屋もあれだけ戦意高揚を煽っていたにも関わらず処分されることなくGHQに取り込まれて以来、その主人は未だ替わっていないようです。

    ジャーナリズムだ、社会の木鐸だってエラソーに言っても、しょせんは他人の身に起こったできごとを書き立てるような野次馬は、なんつうか下司なニンゲンなんだから、その自覚は持ったほうがいいと思う。
    だから新聞拡張団が893だってしょうがないのかもしれない。むかし、おれがいた新聞社の販売局にはガチで893の部長がいたなあ。ドレスシャツのカラーの幅が5センチくらい、カフスなんて8センチなんだぞ、って威張ってましたね。赤いバラを刺繍した黒いネクタイなんてものは日活の無国籍映画の中だけかと思ってたら、あるんですね。ファッションはメッセージなんだ。byスーザン忖度なんちゃって。
    30年くらいまえまでは拡張団の団員さんが200本くらい違う苗字の印鑑持ってたりしてたんだが(なぜかはわかりますね)、今はそんなことないですね。販売団は少しずつマトモになっています。

    893のひとたちも大変で、暴対法の施行からこっち、無茶なことはできなくなってます。借金の取り立ても、昔のように「払わんかいコラ」って胸ぐら掴むわけにはいかないので、今では「殴られ屋」を連れて行くんだそうです。
    「ヤマダさん。払ってくれないと」と殴られ屋が穏やかに言う。すると、横に居た怖いオニイサンが大きなガラスの灰皿で殴られ屋の眉間をかち割るわけです。流血。それを見て蒼ざめるヤマダさん。
    「アホウ。そんな失礼な催促せんでも、ヤマダさんは約束通りにキチーンと払ろうてくれるお方や。な? ヤマダさん」だって。イヤだなあ。

    まあ、そんなわけですから、新聞社も販売店に「押し紙」というかたちでノルマを押しつけているのはずっと秘密だったのに、去年くらいからボチボチ話題になり、今では「押し紙」でぐぐると実体がわかるようになってきました。
    販売店もかわいそうなんです。マジメにやってる所もけっこう多いからね。

    だから、朝早く玄関のドアの郵便受けの前で新聞配達さんを待ち受けて、ドアの向こうから新聞が差し込まれた瞬間に、部屋の中から新聞を引き抜いてはいけない。
    うっすらと汗をかいた配達員の、たった今差し込んだ新聞が、さっと引き込まれて郵便受けのフタが、ぱたん! と閉まる。
    もうね。郵便配達さんは驚いて「わっ!」って言う。必ず言うんだ。
    そういうことをして配達員を脅かして、部屋の中で声を殺して笑うというようようなことをしてはいけないのだ。
    もうおれたちはオトナだからね。

    • 子茶どん、

      そーゆえば子茶はむかし新聞やってたんだったな。すまんすまん。

      >あと「日刊ゲンダイ」もだ。

      義理叔父は第一次湾岸戦争が「始まる前」のゲンダイをとってあって、それ、第一面にまだ戦争やってないのに「アメリカ開戦!」とかっち書いてあって、イラクを空爆するアメリカの飛行機の写真が載ってるねんて。カッコイイ。

      >しょせんは他人の身に起こったできごとを書き立てるような野次馬は、なんつうか下司なニンゲンなんだから、その自覚は持ったほうがいいと思う。

      優れたジャーナリストはみなその「自覚」がありますのい。
      だからさ、わしは、その自覚が全然なくて「わたしは日本社会の選良です」っちゅう、あのクソ日本ジャーナリストの態度が嫌いなんです。自分の国の国民をバカにしくさって、あいつら、大嫌い。

      >そういうことをして配達員を脅かして、部屋の中で声を殺して笑うというようようなことをしてはいけないのだ。

      子茶くん、きみはいくつかね?

      • kochasaeng says:

        >「日刊ゲンダイ」の「アメリカ開戦!」か。
        湾岸戦争が始まってからは、全紙それ一色になったんだが、その中で「東京スポーツ」の一面見出しが「人面魚、危篤!」だって。そりゃもう大事件だわ。
        あと、「フセイン、インキン大作戦!」ってのもあったな。バイオ兵器として白癬菌をばらまいて米兵をインキンにしてしまえば痒くて戦意喪失、って記事だったような。
        「東スポ」は昔からそうで、1980年頃までは一面見出しがプロレスでしたね。「ジャイアント馬場、血だるま圧勝」とか。
        昭和天皇が御崩御された翌日の一面見出しは「ブッチャー流血」だもんなあ。不謹慎パワーが炸裂しておりますな。
        当時のオーナーは児玉誉士夫さんなのにね。

      • 子茶様

        >「東京スポーツ」の一面見出しが「人面魚、危篤!」だって。そりゃもう大事件だわ

        東京スポーツって、義理叔父の大学生の頃の愛読紙だな。なんでもトーダイの学生食堂で、二日酔いの臭いぷんぷんさせながら読んでたら、いつのまにか周りからひとがみんないなくなっていたそうです。
        自分の大学が嫌いになったとゆってました。

  5. SD_Sie says:

     うちは小規模な自営業店でして、「新聞明日からイラネ」とは言えないのがつらいところ。訳あって取っていた日経新聞はやめましたが、それはよかったと思っています。
     読み物としてぜんぜん面白くないんです。BBCだと入手する情報が日常から遠すぎて持て余してしまうのですが、かといって日本語での報道は、TVでも新聞でも、物事の捉え方がどんどん狭くなっているように感じます。
     『1984』では、”Newspeak”の編纂に携わる主人公の友人(失礼、同志comradeですね)が、「これからは二重思考は起こらなくなる」と言いますが、これって語彙が狭まりすぎて、「二重思考」できるほどの多様なものの考え方が、失われるから起こるのですよね。いまの新聞やTVは同様に視野狭窄に陥っている点がこれと似ているな、と思う次第です。

    • SD_Sieどん、

      >BBCだと入手する情報が日常から遠すぎて持て余してしまうのですが、かといって日本語での報道は、TVでも新聞でも、物事の捉え方がどんどん狭くなっているように感じます。

      ときどき読んでいるだけですが、日本では「The Japan Times」は結構面白い新聞だと思います。(つぶれそーだが) 日本の報道は「雑誌」のマジメな記事が面白いですのい。会社の名前よりも「書いている人の名前」で追いかけていったほうが面白いものが読めるようです。

  6. SD_Sie says:

    >The Japan Times
     ほー。以前は「読みやすい新聞だな」と思いつつも、BBCを読むほうに行ってしまったのですが、今後は読むようにしようかな。これって確か、朝日新聞社が出していますよね。

    >日本の報道は「雑誌」のマジメな記事が面白いですのい。
     以前kochasaengさんが、ある政治家の地元での裏事情にまつわる記事が載っている雑誌の名前をつぶやいておられたので、そのときに買ったのが最後でした。某アイドルグループの「裏事情」(安っぽく聞こえますね^^;)とか、興味深かった。
     問題は、これほど裏の事情が分かったところで、誰も選好を変えないのだろうな、ということなのですが。父が言っていたんですけど、これほど政治家と企業との癒着や犯罪めいた事件が明らかになっても、「誰にも影響がない」んです。彼の影響力が強力すぎて、誰も彼の失脚を望まないがゆえに、明らかにしたところで意味がない、と(うちの地元のことではありません)。その某アイドルグループにしてもそうであって、彼女たちが画として使える以上は、裏で信じがたいほどの苛烈な競争や搾取構造があると明らかになったとしても、ファンも、TV局も、事務所も、今のあり方を変えることはないのでしょう。ところで、ぼくはそのアイドルグループについてはまったく分からなくて、名前一人も覚えられていません。
     世の中って、そういうもんなのかな、と思いつつも、なんとなく心がうずくのです。妙な正義感を持つと苦労しますね^^;どこか原理主義的なところが、人には極端に映るといわれています。

    • SD_Sieどん、

      >これって確か、朝日新聞社が出していますよね。

      そうね。でも元々独立した伝統がある。小さい記事に面白い記事が出る。ただ面白い記事は「日本にいる外国人」の話題になることが多いので、新聞読まなくてもそっちのほうに注意してれば判ります。

      >問題は、これほど裏の事情が分かったところで、誰も選好を変えないのだろうな、ということなのですが。

      「裏事情」というようなこともありますが、正面からの「調査報道」も日本では雑誌がやります。新聞は大本営発表だけだが。立花隆の「田中角栄研究」という日本が報道の自由が存在する自由主義国であることを世界に知らしめた有名な一連の報道は新聞でなく雑誌が行ったことを忘れてはいかむ、と思います。
      前にこのブログのコメントで「おちゃらけた雑誌と新聞なんかくらべやがって」というおっさんがコメントを書きにきたことがあったが、わしはあのとき「雑誌と新聞を同列に扱った:のではなくて「雑誌のほうが新聞より真のジャーナリズムを行っている」と言ったのです。
      あのオッサンは誤解していた。

      >世の中って、そういうもんなのかな

      そーゆーのは「古い世の中」なのね。
      ふるくて、臭い。捨てた方がよいよーです。

  7. SD_Sie says:

    >「田中角栄研究」
     一読したことがあるのですが、あれほどの物量の記事を、彼と少数のスタッフだけがこさえたのだと思うとすごい。離れ業、だと思います。ほとんど睡眠をとっておられなかった時期もあるようで、そのことを書いた部分が痛々しかった、という記憶があります。
     あれほどの記事が、ほとんど一顧だにされていなかった時期がある、ということは、重要な現象であったと思います。

    >そーゆーのは「古い世の中」なのね。
     はは、確かに。ぽいっと捨てられればいいですね。なんだか「義憤」とか「正義感」というのはマヌケや奇麗事の代名詞、というような雰囲気があって、なかなかこういうところを見せられないのがつらいのです。「そういうものをぐっと飲み込んで、人は大人になるのよ」と。
     そういうことをする大人だけになると、いつしか「飛行機や蒸気機関は、日本が発明しました」という言説を、まともに信じてしまう日が来るのだろうと思うのですが。

    • SD_Sie どん、

      >なんだか「義憤」とか「正義感」というのはマヌケや奇麗事の代名詞

      わしの裏祖国では「トシをとってから過剰に理想主義的である人間は頭がわるい。青年期に過激な理想主義に走らない人間は人間としての見込みがない」という。

      清濁併せのむような人間になったらおしめーだ、と思って毎日いらいらしながら生きるのがお互いに正しいのではないかと思います。

  8. nenagara says:

    僕が4番目に働いた会社の入社初日に部長から「nenagara君、日経新聞を購読して毎朝読むことだけはかかさないよーに」と言われたことがありました。
    「一流の会社員のたしなみ」らしいのですが、確かに取引先との商談の最初は「天気」の話より「今朝の日経見た?」ってのが多かったので、新聞購読なんかしたことない僕も「もったいない」と思いながら毎朝売店で買っておりました。
    「書店の平積みを眺めると世の中が見えてくる」なんて言ってた先輩は朝日や読売の見出しを眺めてると(記事はあまり読まない)、日本がどっちの方向に向かっているのか、あるいは誘導されているか分かるって言っていました。日経は向かないらしい。そういうのが新聞の正しい読み方なんかな、とか当時は漠然と思ってました。

    ところで、一人暮らしが長かった上に「新聞購読絶対しない派」だったから新聞勧誘の相手も何度かしたけど、新聞勧誘よりNHKのほうが断然たちが悪い、と思う。

    • あああーネナガラだ。ラッキー。

      >日経新聞を購読して毎朝読むことだけはかかさないよーに

      義理叔父も日経読んでるな。
      そーゆー「共通テキスト」としての役割あるみたいね。
      なるへそ。

      >「書店の平積みを眺めると世の中が見えてくる」なんて言ってた先輩は朝日や読売の見出しを眺めてると(記事はあまり読まない)、日本がどっちの方向に向かっているのか、あるいは誘導されているか分かるって言っていました。

      ちょっと日本ではどういうふうに世論が形成されてゆくか、あるいは「世の中」というものがどういうものか判って面白いのい。(マジ)
      NZとかだと、たとえば「電車の吊り広告」とかないけど日本のひとは毎日あれを見てるわけだからな。

      そーか。新聞も「記事が同じでないと困る」のかもね。
      オモロイ。無茶苦茶オモロイ。

      ネナガラさんきゅ。

      >新聞勧誘よりNHKのほうが断然たちが悪い、と思う。

      わし、義理叔父の家で留守番してたらNHK来たことあるな。日本語で「わしは日本語がわからんのでNHKみません」とゆったら「オーケー。オーケー」とゆって去っていった。冗談だったのに悪いことをしてしまった。

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