(アルコールの匂いのする)、宿題

日本のひとが公理のように信じ込んでいる国債はダイジョブ神話が、そーではないのだ、あれはもしかすると来年にもこけるかもしれないのだ、ということをいまいちど書こうと思ったが、モニとヴィレッジのエノテカにいってワインを飲み過ぎてしまったので、そういう理性的な「公論」みたいなことは出来ないのが判ってしまった。
(あんなにうまいペストがイタリア以外の国でつくれるとは思わなかった)
(ワイルドボアのペーストもウサギのパイもうめかっただが)
だから、アカウントは無断で削除するわ、何週間も続けてさぼるわの挙げ句、もういまは激しく減って300人くらいしか残っていないと思われる、むかしからこのブログを辛抱強く読んでくれていて、なにが起こってもとりあえず読みに来てくれる「お友達読者」に話しかけるだけにしよう。

わしは友達のバーに行って、ゴルゴンゾーラとマスカポーネと蜂蜜を混ぜたのをトーストしたパンに塗って食べた。
イタリアワインとはおもえないほどおいしいワインと一緒にね。
小説家の友達と、文学なんか、もう終わりだろう、とゆって喧嘩した。
バレリーナの友達(小説家の友達のガールフレンド)と、店の壁側のカウンタに肘をついてアン・ド・トロワをして遊んだ。

グラシアの話をした。
カタロニア人の偉大さについて話しあった。
彼らは、なんという高貴な敗北者だったろう!
彼らの敗北があまりに誇り高いものだったので、遠く離れた日本の銀座にも「ランチ定食」が出来上がった。
あれってさ、フランコが考えたものだったよね、と小説家とわしが口を揃えていうと、モニとバレリーナが、もう我慢できん、という調子でふきだします。

でも、ほんとの話なんだぜ。

すっかり出来上がって、角のスーパーでチキンスープを買ってから、4人でわしのショボイアパートにやってきた。
バチャータの音楽をかけながら、4人でコッポラやスタグリープを飲んで酔っ払った。

「モニさんのアパートに較べると、ガメのアパートは激しくぼろだな」と小説家がいう。
うるせーな。

モニさんのアパートはラウンジに階段がふたつあるからな。

もう、わしも、小説家も、バレリーナも、酔っ払って、なああああーんにも判らない。
真実を述べると飲み較べをすれば蟒蛇にも楽勝で勝てるモニさんだけが、モウリーンを片手に微笑んでおる。

マンハッタンは楽しいのい。
ここも本当にアメリカなのだろうか。

いつのまにか小説家が、アレンギンズバーグの詩を声に出して読んでいる。
モニとバレリーナが床に座って、膝を抱えて聴いています。
「アメリカはまだ種子なのだ」

ほんとうに種子なのかどうかは元がUK人のわしには判らないが、(皮肉な気持ちではないよ)、そう信じることには良い意味があるのではなければならない。
この新しい土地には新しい生命が満ちて、スペイン語やアメリカ語で、
次の世代の思想が語られるのでなければならない。

バレリーナと小説家は、夜のチェルシーのソディウムライトのなかに消えていったが、
わしのボロイアパートの部屋に、いっぱい消化できない言葉を残していった。

宿題がふえた。
アメリカの宿題を、明日になれば考えなければならない。

日本語の宿題も、ロシア語の宿題も、たまった。
いきなり解決できるものでないのは、もちろんです。

のんびり考えてみるしかなし。

(また、ヘンなブログで、ごめん)

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