スプラッシュ!

「わがままを言ってはいけません」という。
モニは、こういうときは妙にきっぱりしていて威厳がある。
将来、わしが経済的に破滅して、モニの家の作男になったときの準備なのだと思われる。
「チャタレー夫人ごっこ」と呼ばれる場合もあるよーだ。
「きちがい医者ごっこ」
https://gamayauber1001.wordpress.com/2009/05/21/rise-of-flight/
や、
「連隊長と当番兵ごっこ」

と並んで、モニとわしのあいだでは人気のある遊びである。

でも、いまは遊びで言っているわけではない。
「だって、プール欲しいんだもん」
「いりません。スウィミングクラブで十分です」
ええええー、スウィミングクラブなんてだっせええええー。
第一、それじゃ、「ちんぽこ潜水艦」できないじゃん、と真摯な怒りをぶつけるわし。
むかしから、このブログを読んでいる人は熟知しているが、ちんぽこ潜水艦、というのは、箱根の誰もいない大浴場で従兄弟と酔っ払って泳いでいたわしが思いついた偉大な遊びであって、裸で背泳ぎをすることによって到達できる境地のことです。
無論、女びとでも出来るが、ベルト付きオプション品を購入しなければならないであろう。

2ブロックくらい離れたところに、アパートを三つぶちぬいて、屋内プールを設えたカッチョイイアパートが売りに出ているのです。
不動産屋が貼り出した、でっかい写真にわしは、うっとりしてしまった。
プールの脇には小さなバーがある。
いまの多少床面積が広いだけのせこいアパートを売り飛ばして、これを買っちまえば、バーでモニと酔っ払って、裸でプールに飛び込んで、こんなことをしたり、あんなことをやってしまったり、むふふふふにしたり出来るのではなかろーか。
第一、シロクマの王様の前は楽園を追放されたシャチであったとゆわれているわしが、かくも長きにわたって、水につからないで暮らしているのは甚だしく不自然である。
「じゃ、モニさんの言うとおりスウィミングクラブに入ればいいんじゃない?」てか。
うるせーな。
わしは、ひと見知りすんだよ。
モニの前でチンポコ潜水艦をしてモニをきゃあきゃあゆわせて喜ばすのは好きだが、なんで、赤の他人の前で、わしの美しい白い肌をさらさねばならないの。
この頃は乳首を隠すための「男用ブラ」売ってるけど。

欲しいよおおおおー。
あのプール付きのおうち買いたいよおおおおー、とおよそ1時間頑張ってみたが、ダメであった。
ダメであった、というか、どこかでテキトーにごまかされて、いちゃいちゃもんもんになって私的水泳などどうでもよくなってしまった。
16歳未満のひとはやってはいけない成熟した温和なオトナだけに許される運動をして、くたびれて眠ってしもうた。
夢のなかで、わしは雄々しくも雄大な背泳ぎでチンポコ潜水艦をして幸福だったが、
現実の世界ではまたもモニの堅実さに敗退してしまったもののようである。

残念である。

ニュージーランドでは「プールがある家」はふつーです。
ぐるぐる先生が空から見せてくれるので、興味がある人は行ってみるとよい。
モニとわしの家があるオークランドのラミュエラというところに行くと、プールやテニスコート、あるいはプールとテニスコートが両方ある家など、あっちにもこっちにも、上にも下にも、東にも西にもある。

土地が安いからな。
標準の「フルセクション」1200平方メートルで、土地だけなら7000万円くらいからある。
ダブルセクションの土地なら楽勝で5ベッドルームのでっかい家に、プールとテニスコートがつくれます。
家とプールとテニスコートがついているのを買っても2億円ちょとくらいからあるはずである。
東京で同じ事をやった場合の十分の一ではなかろうか。
シェパードさんの家はバブル崩壊後で20億円くらいだったと聞いている。

わしはガキの頃もニュージーランドに夏にやってくると、泳ぎくるっておった。
連合王国でも泳いだが、これは事情がやや特殊なので、こんなところで書けますかいな。
やや長じてチビガキがチュウガキになると牧場の家の近くの急峻な、近くの町のパブで酔っ払って(本来迂回すべき山を)四駆で越えようとして転落したクルマのチャシやタイヤがごろごろ山腹にころがっている通称「酔っ払い殺し」の丘を越えて、名前がない巨大な滝の滝壺で素っ裸で泳いで遊んだ。

水とわしは切っても切れぬ仲なんですたい。

前にも書いたが、メキシコのプラヤデルカルメンという町にある「青い蚊」という名前のホテルのプールは素晴らしかった。
太陽が照りつける夏の午後に、たしか10メートルの深さがある深い冷たい水の底に向けて一気に潜ってゆくと、すうううっと身体が冷やされる。
プールサイドでマルガリータやピナコラーダを飲んで、身体がほてってくると、ますます気持ちえがったあああ、になります。

あるいは、やはりメキシコのむかし恐竜を滅ぼしたということになっている巨大隕石がぶちあたったときに無数に開いた穴のひとつひとつが、いまは「聖なる井戸」という水深が300メートル以上あるプールになっていて、そこで泳ぐのも気持ちがよかった。

プーケ島の建物全体がプールのなかにたっているようなホテルもえがった。
ふつーのホテルなら上階の海が見える部屋が高いと決まっているが、このホテルは中庭に面した一階のほうが室料が高いのです。

一階の中庭に面した部屋からは直截プールに飛び込んでホテルのどの施設にも泳いでいける。
レストランにも、ジムにも、無論バーにも泳いでいけるので、たとえばコウモリが飛び交う夕暮れ、泳いで夕飯を食べにいく楽しみがある。

ボンダイビーチに新しく出来た(北半球からやってくる)ハリウッドスターたちに人気があるクラブバー、アイスバーグのメンバになれば、上のバーでカクテルを飲んで、下の遠く沖合まで海が見えるプールで泳いだ後に、さくをとびこして、湾を横切って泳いで家に帰ることも出来る。

だから、マンハッタンでも、プールが欲しいよお、とお願いしてみたが、ダメでやんの。
くそお、不良になってやる、と思ったが、不良になってもモニさんは「不良のガメはやっぱりかっこいいな」と言うだけなので、あんまり意味がないよーだ。

ちぇっ、プール付きのアパート欲しいのになあ。
もうちょっと稼いで、モニさんにご褒美に買ってもいいぞ、とゆってもらうまで頑張るしかないか。

(いつものことだが)
(がんばるって、なにを?とか致命的なことを訊かないように)

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4 Responses to スプラッシュ!

  1. J.Hasegawa says:

    ガメさんのブログを見ていて、E・モーガンのアクア説を思い出しました。我々の祖先もチンポコ潜水艦なんかしていたのだろうか・・・

    • J.Hasegawa さん、

      背泳ぎを発明したひとは、潜望鏡をみつめんがら泳ぎたい一心であのヘンタイみたい泳ぎ方を発明したのだと思います。

  2. Chiro(yo) says:

    「ちんぽこ潜水艦」はアタシには無理だわねぇ。w
    でもアタシはコッチで温泉にいくと、それも鄙びた…じゃないような温泉ホテルにいくと、どんなに昨夜吞んでいてヨッパでも早起きしちゃう。
    なんで?きまってる!じゃ~ん。目指すは巨大浴槽での、ゆうーったり背泳ぎ快楽よぉ~。
    であるとき気づいたら、なんでこんな早い時間にお風呂にいらっしゃるわけぇ!?と云いたいオバァチャマが、呆然と浴室の傍らに佇んでおりましたわぁ。さすがにアタクシ、ちょっと日本的な「恥」ってぇもんを実感いたしました、のさ。

    って、いつもガメさんの本筋から離れたことしか、書かない書けないアタシ、なのだよ。

    • Chiro(yo) どん、

      >いつもガメさんの本筋から離れたことしか、書かない書けないアタシ

      チンポコ潜水艦こそが、わしの本質だし

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