Daily Archives: July 22, 2011

イタリア・フランス・スペイン

1 高速道路 一日400キロ、というような移動距離になると、高速道路が大嫌いなわしでも高速を使います。田舎道は景色はいいが危ないからな、景色がいいと前をあんまり見ないモニが運転しているときはもっと危ない。 うっかり、あっ、牛さんだ、とかゆってしまうと、モニは前を見るのをきっぱりやめて、「ガメ、どこに牛がいるの?あっ、ほんとうだ、かわいい」とジッと見ている。 とっても、怖いです。 だって、クルマ、狭い対向車線の道を100キロとかで走ってるんだからな。 そこへいくと高速道路は安全である。 大陸欧州人は、方向指示器なんてめんどくさいものは使いません。 無論法律では車線を変更するときにはインディケーターを点滅させることになっているが、誰も使わん。 方向指示器を使うのは、自分が移動したい先に相手がいる場合、「どいてどいてどいて」という意味で使う。 イタリアからスペインまで似たようなものだが、微妙に違うところもある。 フランス人は歴史を通じて凝りすぎて破滅する、というオモロイ特徴をもった民族だが、高速道路でも凝っていて交通量が多い区間になると下り坂の制限時速が90キロで上りの制限時速が100キロ、というようなところがたくさんある。 上り坂のはじまりで渋滞が始まることが多いからです。 芸が細かい。 それがイタリアにはいると、トンネルの入り口も登坂のはじまりもおかまいなしに110キロ、とかであって、イタリアだのおー、と感心する。 むかしは大陸の高速道路をクルマで移動するたびに、車線をまたいだまま、ずううううっと走っておるやつや、車線と車線のあいだを、ゆーらゆら、ゆらゆーら、渡り歩きながら運転しているやつがいるのはなんでだ、と思っていたが、モニさんが運転する順番のときに、追い抜きざまにどういうひとが運転しているのか観察することにしたことがあった。 フィアットのちっこいのが、3車線のあいだを右から左、左から右に、大胆にふらふらしながら走行している。左から右に移動しだしたタイミングをみはからって、モニさんが、ぶおおおおおーんと加速して、びゅんと追い抜きます。 追い抜きざま、わしはこのフィアットを運転している若いねーちんが、何をしているのか見てしまった。 何をしていたか、というとだね、聞いて驚いてはいかむ。 スパゲッティ食べてんだよ。 時速130キロでクルマを運転しながら、スパゲッティ。 わしは、スパゲッティを食べながらクルマを運転するひと、というのを初めて見ました。 それですっかりオモロクなってしまって、次から次に「ふらふら運転」をしているひとを観察してみると、携帯でテキスティングをしているひとが最も多い。 次は携帯で話しているひと。 なんか食べてる人、というのもその次くらい。 要するに大陸欧州人たちは高速が退屈なので、いろんなことをやりながら高速道路を運転する。 だから、ふらふらしておるやつが多いのだ、というフィールドリサーチどした。 フランスはやたらカネを取りたがるが、スペインはただの高速道路が多い、とか他にもいろいろ違いはあるが、最も異なるのは運転者気質で、印象としては、 イタリア人:スピード狂 フランス人:運転が悪辣 スペイン人:なんも考えてない ついでにコモ湖のような一定の観光地域に行くと、いっぱいうろうろしているアメリカ人観光客についても述べておくと アメリカ人:運転がドヘタ というところであろーか。 アメリカ人はすれちがうのがやっとの道でセンターラインからはみだしたまま、へーきで走ってくるような、 免許、もってるのか、ボケ、と思う人が多かった。 多分、マニュアル車の運転に慣れていないからではなかろーか。 モニとわしのクルマはフランスナンバーなので、スペインの高速道路では、なああーんとなく恐れて側に寄ってこない。 町の悪党って、こんな感じかしら、と思ったりして、ちょっとしたやくざ気分を味わうのであります。 2 ハウス・ワイン 日本にいるときに、料理屋でもっとも嫌であったのは、「ハウスワインが不味くて飲めない」ことでした。 … Continue reading

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