返信6号

「三銃士」で有名なデュマ・ペールは、死ぬ間際の病床で自分が書いた物語を読み返して、夜も眠れないほど熱中してしまい、多作な作家だった自分の作品を夢中になって読んで、「ああ、世の中にこれほど面白い物語があるとしっていたら、もっと早くから自分の物語を読んでいたのに!」と言ってくやしがりながら死んだそーである。

あるいは忌野清志郎はヒマがあるときには自分が出ているテレビ番組の録画を観るのを趣味としていた。

わしは、あんまりそういうことはないほーです。
自分で書いた文章、自分で描いた絵、自分の曲、嫌いではないが、あんまり見てよろこぶということはない。
誰かのタンブラを読んでいて、ヘンなことをいう奴だなあー、このひと、と思って引用されている文章を読んでいたら、それが「ガメ・オベールの日本語練習帳」であって、うーむ、そーだったのか、と思った事は二度くらいあったが、その程度のええかげんさなのであると思われる。

自分で書いた文章を他人が読んでくれて、「あなたが言ったことを理解しましたよ」と言ってもらえるのは嬉しいものであって、わしは自分の書いたブログ記事についているコメントを読むのが大好きである。

jangminどの、「余白の思想」

>伝統芸能や武術の伝承で基本そのものは直截示さないでなんとなく共有されるようになるというのもそれだと思うた。

わしには多分ジャンミンの言う「伝統芸能と武術の伝承の余白」が判らないので、ジャンミンの言う事がピンとはこない。
尺八のような楽器に精進していると「明示的な理屈で示せることなど何もない」ということがはやくから判ってしまうものだと推察します。
うらやましい。

わしがゆいいつ夢中になった「武術」に近縁なものと言えばボクシングですが、
ヘビー級のボクシングはは日本の武術で言えば「示現流」のようなもので、パンチが速くて破壊力があればそれでいーのよ、というところがあるスポーツなので、精神性、というものとは馴染みがないよーです。

もういちどいうが、うらやましい。

AKIRAさん、「1+1=1」

>Morley Robertson

ツイッタのお友達の「よんさん」も、同じひとのことを述べていた。
空港の免税店、というようなところで働いている「ポリテクで日本語やった」というタイプのひとでも、日本人とまったく変わらない日本語を話して書くひとがいるし、わしは日本に60歳になるまで行った事がなかったという大学数学教師のじーちゃんで、ほんまは内緒で日本語の読み書きが出来るひとも知っておる(^^)

有名な話ではバイロンがバチカンであった枢機卿はイタリアから出たことがなかったのに十数カ国語に堪能でバイロンはこのひとから英語表現を教わったと述べている。

わしは言語は「才能」の問題ではなくて興味の問題と思います。
その言語が形成した文化に興味があれば、遅かれはやかれ身につく、といった体のものであるよーだ。
ひどいことをいうと、日本のひとが言語習得が苦手なのは、言語を「語学」「教養」と捉えて「効率よくみにつけよう」とするから、本来、「勉強」されるというようなことを拒絶する性質をもつ言語に嫌われてしまう。言語のほうは坂本龍一の元気な奥さんのように「やっぱり愛がなくっちゃ」とゆっているのだと思われる。

>「僕の知ってる限り漢字が書ける外国人は極めて少ない」

わしは印象が異なって漢字は面白いので、結構たくさん書ける「外国人」いるとおもう。漢字を知りたい、という理由で日本語や中国語を自分で勝手にベンキョーするひともたくさんいます。

>鬼押出しも近いし自然の放射線量も結構ありそうですね

鬼押出しは感覚的に近いけど、たしか実際の距離は40キロくらいあると思う。
北軽井沢から沓掛(中軽井沢)はあいだに何もないから、みんな「すぐ近く」と思うんですのい。わしの知り合いのおじさん(例のトーダイおじさんたちのひとりです)も軽井沢のマツヤの隣にあるレンタルビデオ屋までビデオ借りに下りてくる(^^)

>ところでいつか会って話せるのは楽しみですが「>会うためにブログやめ」なくていいじゃないですか?

こっちの事情なんですのい。

もうひとつは、わしはチョー引き籠もりで、仕事上必要なひとでも会わないことがあって怒らせたりする。相手が怒ったりするとますますめんどくさいので会わない。
まったく知らない人と話をするのはヘーキでも、ちょっとでも知っているひとが訪ねてくると、もーめんどくさくて、いないことにしてね、という態度の悪さなんです。

トシをとればまともになってゆくのではないか、と思ってます。

DoorsSaidHelooさん、「帰り道」

>どうしても越えられない断絶に腹を立てていた

わしなどは性格が悪いので、「断絶」の状態が他人への期待として通常で、たまに自分が言っていることをそのままちゃんと受け取ってくれる人がいると、なんだか「他の人間には見えないのに、そのひとにだけ自分が見える人間に出会った幽霊」みたいな気持ちになる。

>いつか背中が小さく遠くなってしまっても、今度は私から駆けていって、話をしよう、と言えるようになればよいのだ、と思っています。

わしは、「あー、行っちゃった」と思って見送るほうです。
なんだか自分でもなに考えてるのか、つくづくよくわからない。
困ったことです。

Ukohさん、「カタッチー思想」

>直ぐそこへ行くにもちょっと綺麗な格好していく妻、莉子さん

生きて行く一瞬一瞬に気合いがはいっておるのだな、それは。
わしは中国のひとびとがパジャマで道をうろうろしているのをみかけると、いっそ裸でうろうろしてくれればゲージツなんだけどなあー、と思う。
おっちゃんがでっぱった腹で、しなびたチ○チンをしょんぼりさせて歩いているのでも、中国人コミュニティ全員が裸でうろうろすることに決すれば、けっこーゲージツと思う。
もったいないですのい。

>体に合う服があまりないので、いつも同じような格好している自分が見習わなきゃ^^;

ウコウが住んでいるオークランドの西のほうのインド人たちがたくさん住んでいる町へ行くと腕が良くて安い仕立て屋さんがいるから、そういうところでシャツでもなんでも作ればいいのです。

>因みに莉子さんは、警察の制服がダサくなったと言っております。
ああいうのは格好よくあるべきと思う。

カタロニア警察は、かっこいいぞ。

kuriji39さん、「オダキンどんへのご返信」

>とてもためになりました。

ためになる話は書いたことがないので誤読しているのだと思われる。

Akiraどん、「帰り道」

>一般的に西洋は東洋へ、東洋は西洋へ憧れは尽きない

わしは「憧れ」はゼロです。

>例えばブッダを想うとき、、稚拙な表現をすれば「怒り」また「血、肉の匂い」がしない。

インドの国旗にもなっている「法輪」のもとになったあの「輪」は実は投擲兵器で、アショカ王が「非暴力こそが最強の兵器なのだ」と悟ったことに由来している。
インドの非暴力という思想はたいへんアグレッシブな思想で、いかにも、狂気のように怒る気質の人であったガンジーの頭が拾い上げた革命手段だと思う。
おとなしい非暴力ではなくて、たいへん挑戦的威嚇的な非暴力なんです。

そういうことはインドという土地の風土に由来していて、インドという人間がもった文明のなかで最高にdiversityに満ちた文明への感覚がないと仏教は理解のとば口にも達せられない思想なのかもしれません。

>最近の知見ではイエスも同様であったとする見解が有る事

し、知らなかった。

>オイラがとても厳しい冷気を感じるのは、当時のイエスの周りの人々には心の自由さえ無い弾圧が色濃かったが故の無知、貧困、飢餓、疫病を想う瞬間です。

ベンキョーが足りんので、そこのところがまだ全然ピンとこない。
もともとはキリスト教に全然キョーミがなかったので、学習機会が遅かったのですのい。

lazarusどん、「カタッチー思想」

>私の母は、昨年の3月から熊本の市営住宅で暮らしている。身一つで福島から避難してきたわけだが、さすがに洋服を収納するタンスが欲しいというので、最近になって市営のリサイクルプラザという名の粗大ゴミ置き場から収納箪笥をふた竿GETしてきた。

わしが聞きたい話は、まさにいまlazarusどんがコメントに書いたような話です。
ここでは理由がうまく書けないが、こういうディテールがないと福島事故について、ちゃんと考えられるわけがない感じがする。
さんきゅ。

>被災者とされることが、みっともない、格好悪いという理由で、フクシマに留まっている知人、その他の人々がいるように思う。

自分の2本の足で立っているんだ、という気持ちがあるひとほどそーでしょうのい。

AKIRAさん 「凍土」

>東京ではスカイツリーが明日 ”5.22” に開業です

スカイツリー計画くらい日本好きの人をがっかりさせたものはなかった。
わしもなんでいまさら、そんな田舎染みたこと考えなあかんねん、と考えた。
日本がイメージ通りの国ならデジタルもなにもテレビなんてインターネットコネクションだけにして、でっかいものをぶちたてたければ600mのゴジラか凉宮ハルヒか初音ミクでよかったと思う。

なんだかガイジンどもから見るとスカイツリーて日本の老化の象徴なんですのい。

DIOさん、

>「ルールを破る人=自分の安全を脅かす人」

なりへそ。

>面白いのは海外に出てきた日本人でもこの規則大好き文化を引きずってる人が多いように見受けられます。

クルマいないのにジッと待ってるアジアのひとみると、「日本人だなあー、きっと」とわしも思いますです(^^)

>他人にルールを強いる割に自分は範囲外といったダブルスタンダードを好むような気がします。

日本ではトシとったひとにそーゆー人多かった、人間治外法権、と呼んで笑っておりました。

>自分は「規則が多い集団=未熟な集団」というように考えています

その通りと思います。

>日本は退行していってるのかも知れませんね。

決定権が老人の手にあることで社会全体が老化してしまっているのだと思います。

ミリンどん、「オカネの値札」

>これから変わっていく、というより変えていかなければいけない所だと思っています

きっと、もういくらもしないうちに社会の枠組みが壊れて、もう少し理屈にあったものに「自然と」なりますよ。わしは、そう思ってます。

>心の本命シトロエン Xantia

Xantiaは、国による。ハイドロサスペンションの「玉」のところを再生できる技術屋さんが日本は九州にひとりいるだけだとかで寿命が50000キロくらいしかない、と言ってました。フランスで乗る分には例外的に品質が高いシトロンなので10万キロくらい楽にいくんだけど。もうひとつ日本にはディーゼルモデルがない。
シトロンはガソリンエンジンはスカなのでディーゼルでないと困る。
プジョーは日本ではえらく評判がいいが、わしはあんまり感心しねっす。
マニュアルのMX5(ユーノスロードスター)どうすか?
NAとNBはいいですよお。自分でなおせるし、ほぼ永久に走るし、中古部品も世界中にころがっている。
わしは大好き。

アルファは、他人が乗っているのを見て「おー、かっけえー」というためのクルマと思います。自分で買うと死にます。

AKIRAさん 「小さい、アホな太陽」

>イタ車好きなんですか?(^^)

見るのと試乗するのは好きですけど買うのはやです。

>「シューティングゲームだけど?」

RPGどす。

>フェラーリ

フェラーリよりポルシェのほうがずっといいクルマです。
(古いやつはのぞく)

>アルファのエンジン音、エンブレムに惹かれますね

エンブレム、かっけえーすな。

>本国ではアルファは国民(中間層か?)の精神の財産なんだとか

みんな賞めるけど誰も買わない(^^)

>以前アルファ156V6のマニュアルに乗ってました

げっ、ツインスパークのマニュアルに乗ってたのか。
かわいくないやつ…。

>子供が生まれてカミサンに買い替えさせられちゃった
売り飛ばされちゃったのか、…ふっふっふ…そこはかとない幸福感がただよう文章ですのい。
奥さんはなんという健気なひとだろう。

わしはクルマが好きですが、その「クルマ」の正体は、50,60年代や70年代のボロイくるまなので新しいのは、かーちゃんや妹のおさがりが多いす。
妹は最近贅沢でContinentalとかに乗りやがるのですが、わしは人間がつましいので、そういう乱暴な買い物はしません。
兄妹のあいだで文明度の違い(もちろんわしのほうが高い)がよく現れていると思います。
ニュージーランドではBMWの3とかレンジローバーとかですが、どっちもおさがり(^^;)
モニはむかしからBMWが好きでいまは緑色の5に乗ってる。

>体感スピードが速ければ日本では充分です。

日本のクルマはもちろんよく出来ているがオープンロード(時速100キロ以上で路面がちゃんと舗装されてない、わけのわかんねー曲がりかたをしているカーブがいっぱいある)では、ちょっと危ないクルマもあります。

>ガメさんだとニュージーランドの空の下ではスパイダーかな?

わしは普段、やかんを助手席の供として同乗させるのが不可欠な愛嬌のあるクルマ(故障が多いという意味です)ばかり乗っているので、新しいほうは壊れるクルマが嫌いなんです。
だからイタリア車はオオペケ。パス。
ださかろーがなんだろーがドイツ車(最近意外と壊れない、BMW3も一回コンピュータが死亡しただけで、あとは壊れてない)か日本車(マツダが好きなよーだ)のほうがいいす。
屋根があくクルマはいつも一台はもっている。
いまも車庫に一台あります。車種は内緒。

>こんな子供は日本にはおらん、、、

感心するより、痛々しい感じがしますのい。

よんさん、「セキュリティ」

>米国をもっとも有効にカツアゲしたのは日本という件が斬新でした。

戦争の中核となってアメリカと戦った世代は「アメリカ」という国をよく知っていた。
いまとはえらい違いと思いました。

>パーネルとネパールをまたまた空目してしまいました。

パーが寝るところと、寝るとパーになる所と憶えたらどうでしょう。

AKどん、「セキュリティ」

>フランス革命は「失敗した革命」であった、というガメさんの見解

わりとふつーの評価と思うけど、違うのか?
なぜ独立革命がうまくいってフランス革命がうまくいかなかったかというのは「政治」を考える上でかなり面白いと思うんだども。

>日本にあったセキュリティの作り方という部分では、結局のところこれから何を生業(なりわい)にして喰っていくのか

知財ですよ
知財しかない。
IT無理。金融も向かないと思う。
知財しかない。

>「加工貿易」ねえ、う~んますます大変そう。

あんなにみんな「大卒」になっちゃったら「インターフェース」の世界の再現無理だと思う。却下。

じゅらどん 「吃音」

>聞き始めた米軍ラジオ

アメリカの地上FM放送はインターネットで聴けるのが多いので、わしは日本ではインターネットのFM放送を聴いていた。
WBGO http://www.wbgo.org/
とか、よく聴いてましたのい。

>本当は、文字にした時点でこぼれ落ちてしまう物があまりにもたくさんある。

ほんまですのい。
特に言葉を使って伝達するのが苦手なひとの場合は文字にされたものには、何も残っていないに等しいことが多いよーだ。
言葉にする前の長いためらいや、言いにくそうな言い方、あるいは言ってしまったあとの後悔の表情のほうがたくさんのことを伝えている。

>音声だけの状態だってきっと圧倒的に足りない。

その通りと思います。

>生活保護の話

なんだか、日本てダイジョーブなんだろうか、と思うお話のやりとりでした。

>なんだか、「ちゃんとした」意見じゃないと公共の場に出してはならないような強迫観念があるのです。

それだけは日本の社会と日本人が全力を挙げて変えていかないと、どうにもなっていかない。もっというと「ちゃんとした意見を言う人ばかりがいる社会」というのはたいへん危険な社会だと思います。

じゅらの持病は「頭がよいこと」と思います。
たくさんのことを考えて、こういうふうに言わねばならない、というところまで考えてしまう。注意して見ていると恐るべき頭の良さなのに、それをむきだしにすることすらためらっている。
あんまり放っておくと慢性化してしまうと思う(^^)

チョーええかげんなブログなのに、こうやって答えていると、いまもゴミ箱でぷんぷんしている「ぽんぴい」以外は、みな、真剣にまともな言葉で話しかけてくれているのだなあー、としみじみ考える(ほんとよ)

だいさんきゅ。

ほんでわ。

ガメ

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3 Responses to 返信6号

  1. ここまでの皆さんのコメントへのご返信は「返信6号」と名前をつけて記事に書いてありますのじゃ。

  2. AK says:

    >IT無理。金融も向かないと思う。

    確かにそうかもです。
    ロックフェラーセンターも高値で買って結局安値で手放したけど、もう一度再チャレンジするべきかと自問自答すれば、同じモノを二度買うのはアホかもしれないとも思います(^^;

    >WBGO http://www.wbgo.org/
    >とか、よく聴いてましたのい。

    おおっ、さすがです。
    マンハッタンで聴ける硬派なジャズ専門FM局で、ストリーミング中継始める前は現地に行かないと聴けませんでしたっけ。ホテルに着いてFMラジオでこの局を聴くと、ああニューヨークにやって来たんだなあと。
    送信所がニュージャージー州なので電波が弱いのが難点だったのですが、最近マンハッタンのビルに中継トランスポンダー設置したそうで、今年2月に行ったときは超強力なFM電波になってました(^^)

  3. Akira says:

    >>憧れ」はゼロ
     。。。j’aussi

    ガメさん、オイラの感じるブッダの死はこういう感じでした。
    先週見た絵です。
    http://matome.naver.jp/odai/2125973188360119500/2125974147439348700
    関連記事/http://0845.boo.jp/times/2006/11/04023202.php

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