初めての人のための海外旅行マニュアル2_宿泊滞在篇

bcn55
一般にはホテルに泊まる、というのは最後の緊急策だと思うのがよい。
いちど、友達がマンハッタンのニューズコープの隣にあるヒルトンに泊まったことがあって、電話をかけて「面白いから見に来い」というので見に行ったら、ダブルルームだというのに、スーツケースを一個おくと身動きするのに不自由なくらい部屋が狭いので笑ってしまったことがあった。
大手チェーンのホテルなどは、室料ばかりがクソ高くて、よいことは何もない。

わしガキの頃は、かーちゃんのお伴でマンハッタンに行くとウォルドフアストリアに泊まることがおおかった。
しかし、かーちゃんはオカネモチのひとなので、ヒルトンの経営に変わって月並みなホテルになったいまのウォルドフでも、いまみると、かーちゃんが愛用していた部屋は一泊2200ドル(21万円)です。

わしがひとりで初めて泊まったセントラルパークの北にあるアパートメントが1ヶ月2000ドルだったので、かーちゃんのホテル1泊の宿泊料とわしの1ヶ月の宿泊料がほぼ同じである(^^;)

マンハッタンは去年だったか新しい条例が出来て、1ヶ月以下の期間ではアパートを貸してはいけないことになったが、ニューヨークはニューヨークなので、電話をして当たってみれば、2週間とかでも内緒で貸してくれるところがあるのではないかと思う。

もっとも、このブログを書くのに自分がもっているアパート(長期契約しかないが)は、どんな状態なのか聞いてみると、空きはゼロで、契約が切れると家賃がずいぶんあがるそうなので、最近のマンハッタンブームで、宿泊事情そのものが逼迫しているのかもしれません。

さて、カリフォルニアを例にとった旅行マニュアルの後編。
前回、書いたように、自分の頭のなかではEmbassy Suitesだけは別で、近くでよほど大きなコンベンションがなければ予約なしで必ず二間続きの部屋がとれて、ぶちくたびれていて他人と口を利く気力がないときでも、ベルボーイの力も借りず、ただ駐めたクルマから自分で取ってきたワゴンにスーツケースを載せて、Embassy Suitesの特徴であるアトリウム
http://en.wikipedia.org/wiki/Atrium_(architecture)
を見渡せるガラス張りの、チョーのんびり上下するリフトに乗って部屋にはいって、また、なああああーんにも考えずにアトリウムのバーに下りて、チップの1ドル札と引き換えにただのカクテルをもらって、しこたま新鮮なトマトとハラペーニョと刻み玉葱でできた辛いサルサをぶちかけて、パリパリとトルティーヤチップをかじりながら、大画面に映し出されているフットボール、あるいはMLBの試合を呆けてみつめる、という楽しみがある。

わしガキの頃はEmbassy SuitesはCrown Suitesというコンセプトがそっくりなチェーンと競合していて、いつごろだったかEmabassy Suitesが競争に勝って、Crown Suitesを吸収したのだった。
その頃、妹とわしはアナハイムのEmbassy Suitesのうち、目の前にTGI Friday’sがあるほうの、スペースがたっぷりあるホテルが好きであって、かーちゃんにせがんで、ときどき連れて行ってもらった。
ディズニーランドと言えば世界のあちこちにあるのに、わしがオレンジカウンティのにしか行ったことがないのは、多分、そのせいです。
予約そのものは、わしは電話するほうがめんどくさくない、と考えて電話に頼るが、
(この頃は電話そのものは旅行者であっても件のBestBuyの自動販売機

でプリペイドフォンが50ドル(たしか40ドル分の通話代クレジット付き)で買えるので、自動販売機で電話を買う経験をしてみたいひとは、やってみるといいかも。
普通は、そのヘンの家電店とかにテキトーに寄って買います)

それが大手ホテルチェーンのほとんどゆいいつの良い所で、インターネットでも簡単に予約できる。
場合によっては、インターネットのプロモーションよりも安いプロモーション期間中であることもあるので、インターネットで予約してもレセプションで聞いてみたほうがよいと思う。

 
  ついでなので、何をやって遊ぶか、ということを述べると、クラブやなんかは、自分で調べて行くのがよいとして、初心者向けマニュアルなのでおとなしい遊びを述べると、食べ物はカリフォルニアには広汎なエスニック料理屋がある。
インド料理、アフリカ料理、中東料理、というような料理屋はものすごくおいしいところがたくさんある。
都会なので当たり前だが、不味い店はものすごく不味いが、この頃はyelpやtripadvisorのようなサイトがあるので、あんまり土地の事情がわからなくても「はずれ」のレストランにあたる確率は低くなったよーだ。

いまカリフォルニアに行けば、たいてい寄る「Magic Lamp」を見てみると、
http://www.tripadvisor.com/Restaurant_Review-g32648-d2355813-Reviews-Magic_Lamp-Long_Beach_California.html

中東料理では出てこなくて、地中海料理のカテゴリで出てくる。
ときどきヘンなレビューもあるが、他人が書いたレビューを読んでいけば、だいたい店の様子は検討がつく。

念のために述べておくと、こーゆーサイトにも傾きがあって、たとえば同じ「Magic Lamp」をyelpでひいてみると、いきなりライバル店の「Open Sesami」のガーリックソースのほうが私は好きである、と述べている女のひとがいる。

週末であれば両方とも人気店なので、テーブルが予約できたほうに行く、というのが実際だと思う。
もうひとつ、初めての旅行で、そんなことまで気にしてられるか、ということもあるだろーが、週末のロングビーチはクルマを駐める場所がないので苦労する町でもある。

意地悪なことを言うと、実は、オレンジカウンティで最もおいしい中東料理は、Lake Forestの、おいしい店など金輪際なさそーなショボイモールの駐車場にあって、平日でもイラク人でごったがえしているが、そーゆー店は全然初級者向けでないので興味があるひとは、自分で、そのへんのイラク人(と言ってもカリフォルニアのイラク人は殆どキリスト教徒なので、服装やなんかは普通のアメリカ人と同じで、日本の人の目には見分けがつきにくいかもしれないが)をつかまえて、「おいしいところ、知ってる?」と聞くのがよい。
どんな旅行でも予備知識や下準備は人間と話す機会を初め、オモロイことが起きる可能性を低下させてしまうので、準備などはなるべくしないほうがよいのです。
行って、ひとに聞いてみればよい。
その相手が、自分の一生の伴侶になるかもしれないではないか。

アメリカを旅行するときに洋服の買い物に行かないひとは珍しい。
マンハッタンの911で崩壊した貿易センタービルがあって、いまは件の新しい541mもある新しい貿易センターがおっ立っている土地の目の前に「Century 21」という有名なアウトレットがあるが、
http://www.c21stores.com/index.cfm
サイトを見ても見当がつくとおり、欧州の有名ブランドが無茶苦茶安いので、当の欧州人がたくさん買い物に来ている。

オレンジカウンティにも、(日本の人がたくさん歩いているので)日本のひとが大好きなのだと思われるコスタ・メサのSouth Coast Plaza
http://www.southcoastplaza.com/
のようなカッチョイイ店が並んでいるモールもあるが、わしはロスアンジェルスとコマースの丁度中間にあるCitadel Outlet
http://www.citadeloutlets.com/
のようなチョー下品なアウトレットで5ドルのTシャツ、とかを買うほうが好きである。

アメリカで洋服や靴を買う良い点は移民の国であることを反映して女のひとの服でいえばUKでいうサイズ4から26まで、ほぼ全部ある。カリフォルニアは特にフィリピンの人やラティノのひとびとのちっこいサイズから、コーカシアンどものヌボッとでかい大きさまで全部ボディサイズがあるので、それにあわせて、世界でいちばんサイズが豊富な土地柄です。

前からこの日本語ブログで「カリフォルニアなんて嫌い」「嫌いだあー、嫌いだあー」としつこく述べている通り、わしはカリフォルニアという土地があんまり好きでないが、それなのにカリフォルニアを選んで旅行マニュアル初級篇を説明したのは、カリフォルニアという土地には一般的な旅行の要素である、クルマの運転、ホテルの宿泊、買い物、食事、というようなことがひととおり皆、それも判りやすい形で揃っていて、「旅行の練習」をするにはとても良い土地柄だと考えたからでした。

日本の人がよくでかける土地でいうと、ハワイのような土地はハワイ島でもマウイ島でも、たいした旅行的体験ができないわりに、無暗に物価が高いので、ずっとあとに、旅行というものに馴れてから、「ひと夏、個人住宅をハワイ島に借りて庭のプールで泳ぐ」というような旅行をするには良いが、初級のうちに行くところではないよーに思われる。
土地全体に観光が浸透しすぎていて、なんの足しにもならない。
自分がむかし(ハワイにはたくさん住んでいる)カヤックきちがいのスウェーデン人のおねーさんに遙々UKまで追跡されて怖い思いをしたからではなくて、どーもハワイという土地は何度行っても、がっかりしかしない土地である。
(おお昔は連合王国からニュージーランドに行くのに「ハワイ乗り換え」という不思議な路線があった縁で、その後もハワイに何度か行っている)

マンハッタンは、無論、1ヶ月などはあっというまに過ぎてしまう、「都会のなかの都会」だが、しかし、初級者としては、楽すぎる、というか、特殊に過ぎる。
マンハッタンの最大の特徴は「クルマを運転するのはアホの極み」であることで、肉体的な相性がやや悪いのでわしは地下鉄にあまり乗らないほーだが、歩いたり、タクシーでも、他の土地に較べれば移動のほうほうが特殊で、しかもオモロイ町はとっくの昔に南に移動してしまっているが、マンハッタンの南側はまともなホテルがないので有名で、ニュージーランド出身の俳優Russell Croweがホテルマンの無礼に怒って電話機を壁からひっこぬいてぶん投げたら、クリケットの才能か、見事にデコに命中してしまい、大問題になったホテルがソーホーにあるが、あのくらいがまともなほうで、残りはホテルのカスみたいなホテルしかない。
そこでアパートを借りることになると思うが、これはこれでまたややこしい必殺技がたくさんあるので、欧州篇を述べてからマンハッタンに行こうと思う。

ロスアンジェルスやオレンジカウンティからラスベガスに行くには、ふつーはチョー安い週末パック(2泊ホテル代こみで往復50ドルというようなのがあります)の飛行機で行くが、丁度、夕陽が沈む頃にラスベガスに到着するように時間を調整して、クルマで行くという手は常にある。

わしガキの頃ならば、そのラスベガスから、またクルマでフーバーダムを通ってグランドキャニオンに行く楽しみがあったが、いまはロスアンジェルスから、よったらよったら移動してきた排気ガスで汚れた灰色の空気が、ちょうどグランドキャニオンで、どっしり腰をおろしてしまうので、渓谷全体がスモッグ色に汚れて、なんだか薄汚くてみられたものではなくなってしまった。

同じ渓谷の景観ならばオーストラリアの青山、ブルーマウンテンのほうが遙かにマシであると思う。

そうやってロスアンジェルスやオレンジカウンティを1ヶ月もうろうろする頃には、きみにも「旅行の文法」のようなものがのみこめてきて、準備などは最低限のほうがいいこと、世の中は顔を向かい合わせた交渉による場合に最もよいことがおおいこと、
見知らぬ土地で出会った人間と会話を交わすことが旅行の最もおおきな楽しみをなしていること、などを自然と学ぶと思う。

初めての旅行だからと言って、おそれることはないのです。
Good luck!

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