slack crawl

slack crawlの途中で、天神橋商店街、という言葉に行きあって足が止まる。
なつかしいなあ、とおもう。

あそこは、日本で最後に大好きな「モーニングセット」を食べたところだった。
煮染めたような色のコーヒー。
ゆで卵に、千切りしたキャベツが入った、ちんまりしたサラダ、一個だけついているウインナーに、「厚切りトースト」!

モーニングサービスは日本を代表する思い出だと言いたいくらい好きだった。

多分、日本のほうが起源ではないかとおもう。
いまは、マレーシアの、例えばPappa Richにも台湾系の、もっか西洋世界で大人気のバブル・ティー・カフェにも厚切りトースト、あるけどね。

Pappa Richのモダンで明るい、品目すべてにカラーの画像が付いたメニューから、ロティチャナイへの思いを断ち切って注文する「厚切りトースト」は、なんだか別のものであるよーな気がする。

おお。

slack crawlって、なんだ? というひとのために説明する。
都会の楽しい遊びのひとつにpub crawlがあります。
お気に入りのパブからパブへ、大学町、あるいは歩いて移動できるほど店が蝟集するロンドンや東京、ニューヨークのような町では、重要な生活の楽しみであるとおもわれる。

バーと呼ぶ店のほうが多いニューヨークでは、当然、bar crawlと言いますね。

居酒屋が多い銀座なら、izakaya crawlだろう。
実際、東京の不良外人コミュニティには存在する表現です。
わしは有料外国人、じゃないや、優良外国人だったので、あんないけないことや、こんなおまわりさんには言えないことに耽っている不良外国人コミュニティのことはよく判らないが。

そこのきみ。
何をニヤニヤしておる。
わしは、ほんとに知りませんよ。

多分。

twitterが、どーしても、こーしてもビジネスモデルがつくれないので、ついに、
有名人路線に走ることになった。
フォロワーが100万以下は、その他おおぜい、業界用語でいえば、ゴミ。
ゴミは寄らしむべし知らしむべからずという方針で、公式にはおもいっきり否定して、おもいっきり嘘なのがばれたshadow banなどの細かいコントロールを導入する一方で、トランプのような大物のバカタレには「ガタガタ言うと核ミサイルをぶちこんじゃるぞ、このクソが」くらいのツイートなら大目に見ることにした。

その結果、起きた事は教訓的で、少なくとも英語世界ではtwitterは見事なくらいテレビ化してしまった。
有名人のアナウンスが主体で、
「わたし、今朝、4万ドルの指輪を間違ってシャワーの排水溝に流してしまったわ。うふっ♡」
というようなツイートが実に2週間ぶりにツイートされると、1万というような数で「いいね」がつく。
排水溝を漁って一攫千金をねらうエジプトネズミたちが、探索指令のためにRTを連打する。
そのネズミの集結を察知して、ニューヨーク中の猫がRTと「いいね」をつけまくる。

もうひとつの副作用として、トランプ以降、ツイートはすさまじく政治的なものが増えていった。

これは割と理由が単純なので解説可能で、政治というのは、個々の生活や性格や、まして幸福なんてちゃんちゃらおかしいお題目の世界で、ある日本の作家が政治の本質として述べているように「奴は敵だ、奴を殺せ」で、つまりは力学の世界にしかすぎない。

だから、どっかの冷菜ブロガーが、本人はどうも「ブログ」を書いている意識はなくて、サーバーの洞窟に落書きをしているだけのつもりのようだが、本人の「つもり」なんて犬さんの自己紹介よりも煩いだけで聞いても仕方がないので、捨ておくとして、「政治的人間になるな」と繰り返しのべている。

「勢力」「支持者」みたいなことばかりを考える政治的人間になってしまえば、個人としての人間は、そこで機能停止だからです。

どこまで話したんだっけ?

あ、そうそう。
それでカツカレーのツイ板が外れてポークカレーになってしまったので、twitterが政治的になって、罵り合い、蹴たぐりあい、意味はわからないがキンケリ、などというものが乱れとんで、嘘でもなんでもあり、とにかくおらあ勝てば天下さ、ウキキキの世界になってしまったので、それまで細々と「嵐が丘」のヒース・クリフの性格について論じていて、トランプが出てきて白人至上主義が喧しくなってくると、影響をうけてフォークナーの話をしていたりひとびとが、嫌気がさしてやめていくことになった。

slackは、もともとお仕事用のプロジェクトチャットのツールなんですけどね。
すべての仕事の生産性向上ツールと同じく遊ぶのに最適に出来ている。

むかしのゲームはね、パニックボタンというのが付いていたものなんです、とApple II以来のゲーマーおじさんは述べるだろう。
Puppy Loveという路地裏に捨てられていた仔犬を拾ってきて、芸を仕込むゲームがあったんだがね。

(そこで、相好が崩れる)

このゲームには、パニックボタンって、しゃれたものが付いててさあ。

(しゃれ、という言葉が好きなのがクソ中年おやじの特徴のひとつである)

ボスが後ろを通りかかると、やべっ、とボタンを押すと画面が一瞬で表計算に切りかわる。

仕事してるように見えるわけだよ。
ねえ。やっぱりAppleはむかしからしゃれてるよねえ。

slackならばボタンも唐獅子もいらない。
淡々と昨日みたエッチな映画の話をお友達としていられる。

ここでslackと言っているけど、ほんとうはslackそのものだけではなくて、
おもいつくままに挙げて、Chanty, Hive, Glip,
Hangouts Chat

いろいろありますね。
そういうtwitterから派生した、あるいはワークメイトや幼なじみの、少人数のコミュニティに意味のある議論や楽しい駄弁りの場は、どんどん移っている。

もちろん政治的な発言が好きなひとたちには向かないけどね。
デザインを見れば判るが、「政治的勢力」をのばして「政治的主張」を広めるには、最も向いてない。

移行しちゃったほうも、別にtwitterをやめる必要もないので、開いたままで、段々放置になって、いるんだかいないんだか判らなくなって、ああ、まだ開けたままだっけ、そろそろ店じまいしてもいいな、で閉めるパターンがおおいみたい。

楽しいかって?

楽しいですよ。
パブやバーが店によって雰囲気が異なるのとおなじで、集まってるひとたちによって、まったく雰囲気が異なる。

おなじ広場のチャンネルによってさえ違います。
立場主義の発言もないので、あんまりくだらない建前オミカタ発言もない。
らくちんです。

すべてのらくちんを愛す法則によって、わしにはとても居心地がよい。

この頃、10年やって、さすがに日本語に飽きてきたので、この記事のような文章と10年間で出来たお友達との交歓に限定したいわしとしては、アホなおっちゃんたちの声が聞こえなくなるだけでありがたい。

さっきtwitterを見ていたら、「言っていることを聞くよりも、やっていることを見る」、聞かされたことと違って、善意によって活動しているらしいアメリカ在住の女の人が、例の能川元一+はてな人の10年続いた集団中傷を、日本語の節目に可視化しようと考えていくつかツイートをしたのに始まって、お友達たちが、てんでばらばらに起ち上がって「おかしいじゃないか」と述べだしたことをもって、
「十年も意地の張り合いをする男たち」と書いてあって、え゛〜、それはないよお〜とおもって、ぶもった(←ぶもー、と考えること)が、しかし考えてみると、たいした関心もなければ、なるほど、そう見えるに違いない。

そんなところで誤解を解いても仕方がないので、当然、黙っているが、その分折角買ったKapitiのマンゴーヨーグルト風味アイスクリームが、少しだけ不味くなる。

slack のようなタイプのコミュニティの群立がこれから主潮になってゆくトレンドなのか、twitterが90%がコマーシャルで10%がコンテンツの倒錯したテレビのようなメディアになった結果、行き場をなくした「聴き取りにくい声」が集まった過渡的な事象なのか、わかりません。

でも、いまのところは、slackからslackへ、うろうろしては、やあ、元気?
このあいだはtwitterで会ったよね、をして歩くのが楽しいようだ

それにしても天神橋商店街、なつかしいなあ。
あの二階の喫茶店は、まだあるだろうか?

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4 Responses to slack crawl

  1. mrnk6122 says:

    天神橋商店街にいつか行って、私もモーニング食べるー!

    Liked by 2 people

    • lightcyan12 says:

      今盛り上がってるらしい哲人どんのslackを捜しましたがたどり着けんのですw

      くやしいけどもう寝るzzz

      テレパシーで誰か教えてーw

      Like

  2. mikagehime says:

    昨年の秋にたこ焼き食べに行きました。今までの人生の中で、確実に1番美味しいたこ焼きだった!
    モーニングは食べなかったなぁ。
    すっかり午後だったからなぁ。

    Liked by 1 person

  3. wooperlife says:

    なるほどなぁ。
    私もちょっとツイッターに飽きてきました。
    宣伝やデマは読んでても時間の無駄ですものね。

    ツイッターだけでなく、少しネットから離れて、ひとりぼっちの時間を多くしようかなぁ…とも思ってます。

    【追伸】
    「キンケリ」の意味、万が一ほんとに知らないのであれば、教えてあげるよ。(^^)

    Liked by 1 person

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